ボイラーの外面腐食の原因に関する記述について、適切でないものは次のうちどれか。…
ボイラー及び第一種圧力容器に関する知識 第30問
ボイラーの外面腐食の原因に関する記述について、適切でないものは次のうちどれか。
- (1)スートブロワや安全弁などからの漏水により、すすや灰が湿気を帯びたこと。
- (2)雨水の浸入により、保温材やれんが積みが湿気を帯びたこと。
- (3)煙管や水管の取付部からボイラー水の漏れが生じたこと。
- (4)重油に含まれる硫黄分が燃焼により硫酸の蒸気になったこと。
- (5)給水中に溶存酸素が含まれていたこと。
正答 (5)
正答は (5)。これが適切でありません。
給水中の溶存酸素は、内面腐食の原因です。外面腐食の原因ではありません。酸素は水に溶けて入ってくるので、水に触れる側、つまり内面を侵します。
【内面腐食と外面腐食】
内面腐食 水側で起こる。溶存酸素、pHの不適、スケールの下の局部腐食など
外面腐食 ガス側・外側で起こる。湿気、漏水、雨水、硫酸による低温腐食など
どちら側から侵されるかで原因が分かれます。水に由来するものは内面、湿気や排ガスに由来するものは外面です。
【外面腐食の原因】
スートブロワや安全弁などからの漏水で、すすや灰が湿気を帯びる
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雨水の浸入で、保温材やれんが積みが湿気を帯びる
煙管や水管の取付部からボイラー水が漏れる
重油に含まれる硫黄分が燃えて硫酸の蒸気になる(低温腐食)
すすや灰は、乾いているだけなら害が小さいのですが、湿気を帯びると酸性になって金属を侵します。外面腐食の多くは「濡れること」から始まります。
【低温腐食】
燃料中の硫黄分 → 燃焼して硫黄酸化物 → 水分と結びついて硫酸
エコノマイザや空気予熱器など、温度の低い部分で結露して金属を侵す
【外面腐食を防ぐには】
漏れを早く止める
保温材やれんが積みを濡らさない
停止中も湿気がこもらないようにする
排ガス温度を露点より下げすぎない
【内面腐食を防ぐには】
脱気により溶存酸素を除く
清缶剤でpHを適正に保つ
休止中は満水保存または乾燥保存にする
出典:ボイラー整備士 2025年下半期実施分(2026年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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