タック溶接に関するAからDまでの記述で、適切なもののみを全て挙げた組合せは、次のうちどれか。…
溶接施行方法の概要に関する知識 第20問
タック溶接に関するAからDまでの記述で、適切なもののみを全て挙げた組合せは、次のうちどれか。A タック溶接は、両側突合せ溶接の場合、裏はつりする部分に行う。B タック溶接は、ビードが小さく、冷却速度が遅いので、予熱は必要ない。C タック溶接は、すみ肉溶接の溶接線上をできる限り避ける。D 完全溶込み溶接の場合は、一般に、開先内のタック溶接を本溶接の一部とする。
- (1)A,B
- (2)A,B,D
- (3)A,C
- (4)B,C,D
- (5)C,D
正答 (3)
正答は (3)。A,C が適切です。
【適切なもの】
A タック溶接は、両側突合せ溶接の場合、裏はつりする部分に行う
C タック溶接は、すみ肉溶接の溶接線上をできる限り避ける
【BとDの誤り】
B タック溶接は、ビードが小さいので冷却速度は速い。
だから予熱は必要
D 完全溶込み溶接の場合は、開先内のタック溶接を本溶接の一部と
せず、本溶接の前に削り取る
【短い溶接ほど急冷される】
まわりの冷たい母材が、少ない熱をすぐ吸い取る
本溶接なら、連続して熱が入るので冷える速さもゆるやかです。ちょんと付けただけのタック溶接は、いちばん厳しい冷え方をします。Bは「冷却速度が遅い」としているところが、そもそも逆です。
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【だからこそ本溶接と同じ条件で行う】
電流も、予熱も、溶接棒も、本溶接と同じにする
小さい電流で軽く付ける、というやり方がいちばん危険です。
【完全溶込み溶接で削り取るわけ】
板の厚さいっぱいまで健全につながっていることが前提
仮留めの跡が残れば、そこが弱点になります。
【裏はつりされる部分に行うわけ】
あとから削り取られるので、欠陥が残らない
両側溶接では、裏側を削って健全な金属を出します。そこにタック溶接を置いておけば、まるごと取り除かれます。これがいちばん安全な置き方です。
【すみ肉溶接の線上を避けるわけ】
すみ肉溶接はのど厚が小さく、余分な欠陥を抱える余裕がない
【長さと間隔の目安】
長さ 20〜50mm程度
間隔 300mm程度
出典:特別ボイラー溶接士 2024年下半期実施分(2025年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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