つり具及びフックに関する記述として、適切なものは次のうちどれか。…
揚貨装置に関する知識 第5問
つり具及びフックに関する記述として、適切なものは次のうちどれか。
- (1)グリッパーは、貨物の荷重によって生じる把握力を利用して、直接貨物をつかんでつり上げるつり具で、貨物をつかむ部分の形状、寸法は、木材、箱、ベール梱包などの貨物に応じて有効となるように作られており、それぞれの荷姿に合わせたものを使用する。
- (2)リフティングマグネットは、電磁石を応用したつり具で、金、銀、銅、アルミニウムなど、あらゆる金属を引きつけることができるので、スクラップなどの荷役に用いられる。
- (3)スプレッダは、クレーン型式の揚貨装置に取り付けて石炭、鉱石、砂利などのばら貨物の荷役に用いられるつり具である。
- (4)グラブバケットの種類には、その作動方式により、単索式、複索式及び電動油圧式があり、単索式にあっては荷の自重によりシェルが開閉する。
- (5)カーゴフックには、片フックと両フックがあるが、片フックは40t程度以上の大荷重用に使用される。
正答 (1)
正答は (1)。これが適切です。
グリッパーは、貨物の荷重によって生じる把握力を利用して、直接つかんでつり上げるつり具です。重いほど強くつかみます。
【ほかの選択肢の誤り】
(2) リフティングマグネットは電磁石なので、鉄など磁石に
つく金属しか引きつけられない
(3) 石炭、鉱石などのばら貨物に使うのはグラブバケット
(4) 単索式グラブバケットは、荷の自重でシェルが開閉するのでは
ない。1本のロープの操作と、バケット自身の重さで開閉する
(5) 40t程度以上の大荷重用に使われるのは両フック
解説の続きをみる続きを閉じる
【つり具と荷の組合せ】
グラブバケット 石炭、鉱石、砂利などのばら貨物
リフティングマグネット 鉄のスクラップ、鋼材
スプレッダ コンテナ、長尺物をつるときの補助
グリッパー 木材、箱、ベール梱包貨物
【リフティングマグネットの限界】
磁石につくのは、鉄、ニッケル、コバルトなど
金、銀、銅、アルミニウムは磁石につきません。「あらゆる金属を引きつける」と書いてあれば誤りです。停電すると荷を落とすので、その備えも要ります。
【カーゴフックの片と両】
片フック 小さい荷重用。掛け外しがしやすい
両フック 40t程度以上の大荷重用
【グリッパーが荷重を使うわけ】
つった荷が重いほど、てこの働きで強く締まる
軽い荷では締まりが足りず、かえって落としやすくなります。荷の重さと形に合ったものを選ぶ必要があります。
【グラブバケットの作動方式】
単索式 1本のロープで昇降と開閉を行う
複索式 支持ロープと開閉ロープの2本を使う
電動油圧式 油圧シリンダで開閉する
出典:揚貨装置運転士 2025年上半期実施分(2025年10月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
この問題と解説は当サイトの責任で掲載しています。内容について、安全衛生技術試験協会へのお問い合わせはできません。
最終更新日
「揚貨装置に関する知識」のほかの問題
- 2023年上半期(2023年10月公表) 第5問荷役用スリングとその用途の組合せとして、適切なものは次のうちどれか。
- 2023年下半期(2024年4月公表) 第3問次のワイヤロープAからDについて、「ラングSよりワイヤロープ」及び「普通Zよりワイヤロー
- 2024年上半期(2024年10月公表) 第2問デリック型式の揚貨装置におけるロープなどに関する記述として、適切でないものは次のうちどれ
- 2024年上半期(2024年10月公表) 第10問デリック形式の揚貨装置の構造等の概要に関する記述として、適切でないものは(1)~(5)の
- 2024年下半期(2025年4月公表) 第8問電動式のジブクレーン型式揚貨装置の操作に係る作業開始前の注意事項に関するAからDまでの記
- 2025年下半期(2026年4月公表) 第7問図において、電動機の回転軸に固定された歯車Aが電動機の駆動により毎分1200回転し、これ
スポンサーリンク

