船舶上に設置された走行式橋形クレーン型式の揚貨装置で荷をつり上げ、つり荷を移動させるために上甲板口両側に設置された走行レ…
揚貨装置の運転のために必要な力学に関する知識 第35問
船舶上に設置された走行式橋形クレーン型式の揚貨装置で荷をつり上げ、つり荷を移動させるために上甲板口両側に設置された走行レールに沿って、5秒間に1m移動する速度で走行させながら、5秒間に1m移動する速度で横行させ続けているとき、つり荷が5秒間に移動する距離の値に最も近いものは(1)~(5)のうちどれか。
- (1)0.5m
- (2)1.0m
- (3)1.4m
- (4)1.7m
- (5)2.0m
正答 (3)
正答は (3)。約1.4mです。
走行と横行は互いに直角な向きの動きです。だから、二つを合わせた移動距離は、直角三角形の斜辺の長さになります。
【計算】
走行で5秒間に 1m
横行で5秒間に 1m
合成した距離 = √(12 + 12) = √2 ≒ 1.41m
【なぜ足し算ではないのか】
向きが違う量は、そのまま足せない
北へ1m、東へ1m進んだ人は、出発点から2m離れているのではなく、約1.41m離れています。斜めに進んだからです。
同じ向きなら足す、直角なら三平方の定理。
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【直角のときの目安】
等しい長さなら √2倍(約1.4倍)
3と4なら 5
よく出る組合せは覚えておくと速くなります。
【走行と横行】
走行 クレーン全体がレールに沿って動く
横行 トロリ(巻上装置)がガーダに沿って動く
この二つは直角に交わります。両方を同時に動かすと、荷は斜めに移動します。
【速度でも同じ】
走行の速度と横行の速度を合成すると、斜めの速度になる
5秒で1.41mなら、速度は毎秒約0.28mです。
【実際の作業では】
同時に動かすと荷が振れやすい
合成した向きに荷が動くので、思ったより速く、思わぬ向きへ進みます。慣れないうちは、一つずつ動かすほうが安全です。
【ほかの選択肢が出てくるわけ】
1.0m 片方だけを数えた場合
2.0m そのまま足した場合
出典:揚貨装置運転士 2025年上半期実施分(2025年10月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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