GNSS 測量に関する次のアからオまでの記述のうち,正しいものの組合せは,後記1 から5 までのうち,どれか。…
午前の部(測量・作図) 午前の部 第3問
GNSS 測量に関する次のアからオまでの記述のうち,正しいものの組合せは,後記1 から5 までのうち,どれか。ア 既知点と新点との間を見通すことができない場合には,スタティック法により基線ベクトルを求めることはできない。イ スタティック法により観測を行う場合には,設置する全てのGNSS アンテナの高さを統一しなくともよい。ウ GNSS 衛星の配置が片寄っている時間帯に観測する場合であっても,電波を受信することができる状態であれば,観測精度は低下しない。エ GNSS 測量を行う場合において,GNSS アンテナの上空に障害物があるときは,観測精度が低下することがある。オ 霧や弱い雨の場合には,観測精度が低下するため,観測を避けなければならない。
- (1)アウ
- (2)アオ
- (3)イウ
- (4)イエ
- (5)エオ
正答 (4)
正答は (4)。正しいのはイとエです。
【ア】誤り
GNSS 測量は、各点のアンテナがそれぞれ上空の衛星の電波を受信して位置(基線ベクトル)を求める方法です。測点どうしの見通しは必要ありません。既知点と新点との間が見通せなくても、スタティック法で基線ベクトルを求めることができます。見通しが必要なのはトータルステーションによる測量です。
【イ】正しい
アンテナの高さは、点ごとに測って計算に入れます。そのため、全ての点でアンテナの高さをそろえる必要はありません。
【ウ】誤り
衛星の配置が片寄っていると、位置を決める幾何学的な条件が悪くなり(DOP の値が大きくなり)、電波を受信できていても観測精度は低下します。観測計画では、衛星の配置がよい時間帯を選びます。
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【エ】正しい
アンテナの上空に樹木や建物などの障害物があると、受信できる衛星が減ったり、電波が遮られたり反射したり(マルチパス)して、観測精度が低下することがあります。
【オ】誤り
GNSS の電波は、霧や弱い雨の影響をほとんど受けません。霧や弱い雨だからといって観測を避ける必要はありません。
【まとめ】
正しいのはイとエで、この組合せは (4) です。
【覚え方】
GNSS 測量で気をつけるのは「上空の視界」「衛星の配置」「マルチパス」です。「測点間の見通し」と「天候(霧・弱い雨)」は気にしなくてよい、と整理しておくと区別しやすくなります。
出典:2019年(令和元年度) 土地家屋調査士試験 午前の部 第3問(法務省 公表)出典元ページ
最終更新日
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