航空機に搭載されたカメラで地上を撮影した空中写真を用いて行う写真測量に関する次のアからオまでの記述のうち,正しいものの組…

午前の部(測量・作図) 午前の部 第6問

航空機に搭載されたカメラで地上を撮影した空中写真を用いて行う写真測量に関する次のアからオまでの記述のうち,正しいものの組合せは,後記1 から5 までのうち,どれか。ア 空中写真の判読に当たり,撮影された季節を判読の要素として用いることはできない。イ 高塔や高層ビルなどの高さのある鉛直に立つ地物は,鉛直写真上では撮影した航空機の進行方向に倒れたように写る。ウ 空中写真の判読に当たり,写真上の陰影を判読の要素として用いることはできない。エ 空中写真の判読に当たり,鉄道と一般道路を区別する判読の要素として,カーブの形状を用いることができる。オ 等高度の異なる2 点から重複して撮影された一対の空中写真を実体視することにより,地形や地物を立体的に見ることができる。

正答 (5)
正答は (5)。正しいのはエとオです。 【ア】誤り 空中写真の判読では、撮影された季節も手がかりになります。たとえば、落葉の有無や田の水張り・作物の育ち具合などは季節によって写り方が変わるので、季節を知っていれば植生や土地利用の判読に役立ちます。判読の要素として用いることはできない、とする記述は誤りです。 【イ】誤り 鉛直写真では、高さのある地物は、写真の中心(鉛直点、ほぼ主点)から放射状に外側へ倒れたように写ります(比高による像のずれ)。航空機の進行方向に倒れるのではありません。写真の中心から離れるほど、また地物が高いほど、倒れ方は大きくなります。
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【ウ】誤り 陰影は、形状・大きさ・色調・きめ・模様などと並ぶ判読の要素です。影の形や長さから、高塔や建物の形・高さを読み取ることができます。 【エ】正しい 鉄道は、列車が走るためにカーブが緩やかで、急な曲がり方をしません。一般道路は急なカーブや折れ曲がりがあるので、カーブの形状は両者を区別する手がかりになります。 【オ】正しい 同じ高度で、異なる2点から重複して撮影した一対の空中写真(隣り合う写真)を実体視すると、視差によって地形や地物が立体的に見えます。これが写真測量で高さを測る基になります。 【まとめ】 正しいのはエとオで、この組合せは (5) です。 【覚え方】 判読の要素は、形・大きさ・色調・きめ・模様・陰影・周りとの関係などです。「季節」や「陰影」も使える、と覚えておくと、ア・ウのような「用いることはできない」という記述を見抜けます。

出典:2019年(令和元年度) 土地家屋調査士試験 午前の部 第6問(法務省 公表)出典元ページ

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