トータルステーションを用いた縮尺1/1000 の地形図作成において,標高2127 m の位置から,ある道路上のA 点の観…

午前の部(測量・作図) 午前の部 第5問

トータルステーションを用いた縮尺1/1000 の地形図作成において,標高2127 m の位置から,ある道路上のA 点の観測を行ったところ,高低角が29°,斜距離が20 m との観測結果が得られた。その後,A 点にトータルステーションを設置し,A 点と同じ道路上にあるB 点を観測したところ,B 点の標高が2233 m,A 点からB 点までの水平距離が92 m との観測結果が得られた。この場合において,A 点とB 点との間を結ぶ直線と,これを横断する標高2200 m 地点の等高線との交点をC 点としたとき,B 点からC 点までの地形図上の長さとして最も近いものは,後記1 から5 までのうち,どれか。

正答 (3)
正答は (3)。B点からC点までの地形図上の長さは約 3.1 cm です。 【1】A点の標高を求める トータルステーションの位置(標高 2127 m)からA点までの高低差は、斜距離×sin(高低角)で求めます。20×sin29°=20×0.4848≒9.70 mA点の標高=2127+9.70=2136.70 m 【2】標高 2200 m の等高線の位置を求める A点からB点までは一様な勾配とみなし、高さの差を水平距離に比例配分します。 ・A点とB点の標高差:2233-2136.70=96.30 m
解説の続きをみる続きを閉じる
・B点と等高線(2200 m)の標高差:2233-2200=33 m B点からC点までの水平距離は92×33÷96.30≒31.53 m 【3】地形図上の長さに直す 縮尺 1/1000 なので31.53 m÷1000=0.03153 m≒3.15 cm最も近いのは 3.1 cm で、(3) が正答です。 【ほかの選択肢】 (1) 2.5 cm、(2) 2.8 cm、(4) 3.4 cm、(5) 3.7 cm いずれも誤り A点の標高の求め方や、比例配分の基準にする点を取り違えると、これらに近い値になります。たとえばA点の標高を 2127 m のまま計算すると、92×33÷106≒28.6 m で、地形図上は約 2.9 cm となり、正しい値からずれます。 【覚え方】 等高線の位置は「2点の標高差」に対する「目的の高さまでの差」の比で水平距離を割り振ります。どちらの点から測るかを最後に確かめましょう。

出典:2021年(令和3年度) 土地家屋調査士試験 午前の部 第5問(法務省 公表)出典元ページ

最終更新日

この回を通しで解く この分野を年度横断で解く

「午前の部(測量・作図)」のほかの問題

  1. 2019年(令和元年度) 午前の部 第9問ユニバーサル横メルカトル図法(以下「UTM 図法」という。)に関する次のアからオまでの記
  2. 2022年(令和4年度) 午前の部 第6問基準点測量において、既知点Aから既知点Bへの視通を確保することができなかったため、既知点
  3. 2023年(令和5年度) 午前の部 第1問座標系に関する次のアからオまでの記述のうち、誤っているものの組合せは、後記1から5 まで
  4. 2023年(令和5年度) 午前の部 第7問新点Aの標高を求めるため、新点Aから既知点Bに対して高低角+3°00′及び斜距離384.
  5. 2025年(令和7年度) 午前の部 第2問次の〔図〕は、A点における平面直角座標系(平成14年国土交通省告示第9 号)の北方向で、
  6. 2025年(令和7年度) 午前の部 第8問次の〔図〕のとおり、道路の幅員調査のために測量したところ、次の〔観測結果〕のとおりの結果

問題文・解答の修正依頼

スポンサーリンク