航空機に搭載されたカメラで地上を撮影した空中写真を用いて行う写真測量に関する次のアからオまでの記述のうち、誤っているもの…

午前の部(測量・作図) 午前の部 第4問

航空機に搭載されたカメラで地上を撮影した空中写真を用いて行う写真測量に関する次のアからオまでの記述のうち、誤っているものの組合せは、後記1 から5 までのうち、どれか。ア 高塔や高層ビルなどの高さのある鉛直に立つ地物は、鉛直写真上では鉛直点を中心として放射状に広がるように写る。イ 空中写真の判読に当たり、写真上の陰影からその地物の形状を知ることができる。ウ 撮影計画において、撮影コースの始めと終わりの撮影区域外をそれぞれ最低1 モデル以上設定する。エ デジタル航空カメラは、一般に雲を透過して撮影できる。オ 起伏のある土地を撮影した写真の地上画素寸法は、同一写真の中であれば、どこでも同じになる。

正答 (5)
正答は (5)。誤っているのはエとオです。 【ア】正しい 鉛直写真では、高塔や高層ビルのように高さのある地物は、鉛直点を中心として外側に放射状に倒れたように写ります(比高による像の倒れ)。写真の周辺ほど、また地物が高いほど倒れは大きくなります。 【イ】正しい 空中写真の判読では、地物の色調・形・大きさのほか、陰影(影)も手掛かりになります。影の形から、高さのある地物の形状や高さの見当を知ることができます。 【ウ】正しい 撮影計画では、撮影区域を確実に立体視(ステレオモデル)で覆うため、撮影コースの始めと終わりに撮影区域外をそれぞれ最低1モデル以上含めて計画するとされています。
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【エ】誤り デジタル航空カメラは可視光や近赤外の光を受けて撮影する光学センサなので、雲を透過して撮影することはできません。雲の下の地表は写らないので、雲のない日を選んで撮影します。雲を透過できるのは、マイクロ波を使う合成開口レーダー(SAR)などです。 【オ】誤り 地上画素寸法(1画素が地上で占める大きさ)は、撮影高度と地表との距離によって変わります。起伏のある土地では、高い所ほどカメラに近いので地上画素寸法は小さく、低い所ほど大きくなります。同じ写真の中でも場所によって異なります。 誤っているのはエとオですから、正答は (5) です。

出典:2023年(令和5年度) 土地家屋調査士試験 午前の部 第4問(法務省 公表)出典元ページ

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