ボルトの締め付けや緩み止めに用いられる部品名とその図の組合せとして、適切でないものは(1)~(5)のうちどれか。…
クレーン及びデリックに関する知識 第4問
ボルトの締め付けや緩み止めに用いられる部品名とその図の組合せとして、適切でないものは(1)~(5)のうちどれか。
- (1)ダブルナット
- (2)ばね座金
- (3)溝付きナット
- (4)舌付き座金
- (5)ばねナット
正答 (4)
正答は (4)。舌付き座金と図の組合せが適切でありません。
(4) の図は、I形鋼のフランジのように傾いた面に当てるため、
くさび形に厚みを変えた座金です。左側に傾きの角度を示す矢印が書き込まれています。これはテーパ座金(勾配座金)で、舌を折り曲げて回り止めとする舌付き座金ではありません。
舌付き座金は、座金から出た舌(つめ)を部材の縁やナットの面に折り曲げ、ナットが回らないようにするものです。傾きを埋めるためのものではありません。
【ボルトの締め付けや緩み止めに用いる部品】
ダブルナット ナットを2個重ね、互いに押し合わせて緩みを止める
解説の続きをみる続きを閉じる
ばね座金 割りの入ったばね性のある座金。ナットを押し返す
溝付きナット ナットの溝にボルトの穴を合わせ、割りピンを通す
ばねナット ナットに薄いばね板を組み合わせ、その弾力で緩みを止める
舌付き座金 座金の舌を部材の縁やナットの面に折り曲げて回り止めとする
テーパ座金 傾いた面に当てるための、厚みの変わる座金。
緩み止めの部品ではない
【緩み止めの二つの考え方】
押し付け続ける ばね座金、ばねナット、ダブルナット
形で止める 溝付きナット+割りピン、舌付き座金
テーパ座金はどちらにも当てはまりません。座面を平らにして、ボルトに曲げが掛からないようにするための部品です。
【傾いた面をそのまま締めるといけないわけ】
ナットが片当たりし、ボルトに曲げの力がかかる
I形鋼のフランジは内側が傾いています。そこへ平座金を当てて締めると、ボルトが斜めに引っ張られ、ねじ部から折れやすくなります。
【ダブルナットの締め方】
下のナットを先に締め、上のナットを締めてから、下のナットを少し戻して押し合わせる
順序を守らないと、2個重ねただけで効きません。
出典:クレーン・デリック運転士(限定なし) 2025年下半期実施分(2026年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
この問題と解説は当サイトの責任で掲載しています。内容について、安全衛生技術試験協会へのお問い合わせはできません。
最終更新日
「クレーン及びデリックに関する知識」のほかの問題
- 2023年上半期(2023年10月公表) 第4問クレーンの運動とそれに対する安全装置などの組合せとして、適切でないものは(1)~(5)の
- 2023年下半期(2024年4月公表) 第2問クレーンの構造部分に関する記述として、適切なものは次のうちどれか。
- 2023年下半期(2024年4月公表) 第10問ガイデリックの作動装置に関する記述として、適切でないものは次のうちどれか。
- 2024年上半期(2024年10月公表) 第8問デリックの種類及び型式に関する記述として、適切なものは次のうちどれか。
- 2024年下半期(2025年4月公表) 第6問クレーンのブレーキに関する記述として、適切でないものは次のうちどれか。
- 2025年上半期(2025年10月公表) 第4問クレーンの運動とそれに対する安全装置などの組合せとして、適切なものは(1)~(5)のうち
スポンサーリンク


