天井から垂直につるした直径1cmの丸棒の先端に質量100㎏の荷をつり下げるとき、丸棒に生じる引張応力の値に最も近いものは…
クレーンの運転のために必要な力学に関する知識 第38問
天井から垂直につるした直径1cmの丸棒の先端に質量100㎏の荷をつり下げるとき、丸棒に生じる引張応力の値に最も近いものは(1)~(5)のうちどれか。ただし、重力の加速度は9.8m/s²とし、丸棒の質量は考えないものとする。
- (1)1N/mm²
- (2)6N/mm²
- (3)12N/mm²
- (4)25N/mm²
- (5)31N/mm²
正答 (3)
正答は (3)。約12N/mm²です。
引張応力は、力を断面積で割って求めます。
応力 = 力 ÷ 断面積
【断面積】
直径1cm = 10㎜、半径は5㎜
断面積 = 3.14 × 5² = 78.5㎜²
【力】
100㎏ × 9.8m/s² = 980N
【応力】
980 ÷ 78.5 = 12.5N/mm²
いちばん近いのは (3) の12N/mm²です。
【単位をそろえる】
直径が cm、応力が N/mm²
cm のまま計算すると、断面積が0.785cm²になり、答えの桁がずれます。㎜にそろえてから計算します。
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【質量と力を取り違えない】
100㎏ は質量。力にするには 9.8 を掛ける
㎏のまま割ってしまうと 1.27 となり、(1) の1N/mm²を選んでしまいます。
【π を 3.14 として計算する】
π × 5² = 78.5
円の断面積は、半径の二乗に π を掛けます。直径の二乗ではありません。直径10㎜をそのまま二乗すると4倍になり、答えが4分の1になります。
【応力の単位】
N/mm² = MPa
同じものです。材料の許容応力は、この単位で示されます。
出典:クレーン・デリック運転士(限定なし) 2025年下半期実施分(2026年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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