図のように天井クレーンで質量4tの荷をつるとき、Bの支点が支える力の値に最も近いものは(1)~(5)のうちどれか。…
クレーンの運転のために必要な力学に関する知識 第32問
図のように天井クレーンで質量4tの荷をつるとき、Bの支点が支える力の値に最も近いものは(1)~(5)のうちどれか。ただし、重力の加速度は9.8m/s²とし、クレーンガーダ、クラブトロリ及びワイヤロープの質量は考えないものとする。
- (1)16kN
- (2)23kN
- (3)27kN
- (4)67kN
- (5)95kN
正答 (2)
正答は (2)。約23kNです。
【考え方】
支点が二つある梁では、荷に近い支点ほど大きな力を負担する
B点が支える力は、A点から荷までの距離の割合で決まります。
【計算】
荷にかかる力 4t × 9.8m/s² = 39.2kN
スパン 17m、荷の位置 Aから10m(Bからは7m)
A点まわりのモーメントのつり合いから
B × 17 = 39.2 × 10
B = 39.2 × 10 ÷ 17 = 23.1kN
いちばん近いのは (2) の23kNです。
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【確かめ算】
A = 39.2 × 7 ÷ 17 = 16.1kN
A + B = 16.1 + 23.1 = 39.2kN
二つを足して荷の重さに戻れば、計算は合っています。
【距離の取り違えに注意】
Bが支える力は、Bから遠いほう(A側)の距離で決まる
「Bの力を求めるのだから、Bからの距離7mを使う」としてしまうと、16kNになり、(1) を選んでしまいます。よく用意されている引っかけです。
【なぜ遠いほうの距離を使うのか】
A点を軸にして、てこのつり合いを考えているから
軸から荷までの腕の長さが10m、軸からBまでの腕の長さが17m。腕が長いBのほうが、小さい力でつり合えます。
【荷が真ん中に来たら】
両方とも半分ずつ(19.6kN)になる
出典:クレーン・デリック運転士(限定なし) 2024年上半期実施分(2024年10月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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