クレーンのトロリ及び作動装置に関する記述として、適切なものは次のうちどれか。…
クレーンに関する知識 第9問
クレーンのトロリ及び作動装置に関する記述として、適切なものは次のうちどれか。
- (1)ホイストは、電動機、減速装置、巻上げドラム、ブレーキなどを小型のケーシング内に収めたもので、巻上装置と走行装置が一体化されている。
- (2)巻上装置に主巻と補巻を設ける場合、一般に、主巻の巻上げ速度は、補巻より速い。
- (3)電動機、制動用ブレーキ、減速機、ドラムなどにより構成される巻上装置では、巻下げの際、荷により電動機が回されようとするので、荷による加速を防止するために、同じ電動機軸に速度制御用ブレーキを取り付け、速度の制御を行うものが多い。
- (4)天井クレーンの1電動機式走行装置は、片側のサドルに電動機と減速装置を備え、電動機側の走行車輪のみを駆動する。
- (5)ワイヤロープ式のホイストには、トップランニング式と呼ばれる普通形ホイストとサスペンション式と呼ばれるダブルレール形ホイストがある。
正答 (3)
正答は (3)。これが適切です。
電動機、制動用ブレーキ、減速機、ドラムなどにより構成される巻上装置では、巻下げの際、荷により電動機が回されようとします。荷による加速を防止するため、同じ電動機軸に速度制御用ブレーキを取り付け、速度の制御を行うものが多くなっています。
下げるときは、荷の重さが電動機を回す側に回ります。そのままではどんどん速くなるので、別に速度制御用のブレーキをかけて押さえます。
【ほかの選択肢の誤り】
(1) ホイストは、巻上装置と横行装置が一体化されたもの。
走行装置ではない
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(2) 巻上装置に主巻と補巻を設ける場合、一般に主巻の巻上げ速度は
補巻より遅い。設問は逆
(4) 天井クレーンの1電動機式走行装置は、クレーンガーダのほぼ
中央に電動機を取り付け、長い軸で両側の車輪を駆動する。
片側だけを駆動するのではない
(5) ワイヤロープ式のホイストは、トップランニング式がダブルレール形、
サスペンション式が普通形。設問は逆
【主巻が遅いわけ】
重い荷を扱うので、大きく減速して力を出す
補巻は軽い荷を速く上げ下げするためのものです。同じ電動機でも、減速の度合いで速さと力が入れ替わります。
【片側だけ駆動してはいけないわけ】
左右の進み方がずれて、斜行する
1電動機式でも、中央の電動機から長い軸を伸ばして両側の車輪を同時に回します。2電動機式は、左右に一つずつ置く方式です。
【制動用ブレーキと速度制御用ブレーキ】
制動用 止めておくためのもの。停電しても効く
速度制御用 下げる速さを抑えるためのもの
出典:クレーン・デリック運転士〔クレーン限定〕 2023年下半期実施分(2024年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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