クレーンの使用に関する記述として、法令上、誤っているものは次のうちどれか。…
関係法令 第19問
クレーンの使用に関する記述として、法令上、誤っているものは次のうちどれか。
- (1)クレーンを用いて作業を行うときは、クレーンの運転者及び玉掛けをする者が当該クレーンの定格荷重を常時知ることができるよう、表示その他の措置を講じなければならない。
- (2)クレーンの運転者は、荷をつったままで、運転位置から離れてはならない。
- (3)クレーンの直働式以外の巻過防止装置については、つり具の上面又は当該つり具の巻上げ用シーブの上面とドラムその他当該上面が接触するおそれのある物(傾斜したジブを除く。)の下面との間隔が0.25m以上となるように調整しておかなければならない。
- (4)油圧を動力として用いるクレーンの安全弁については、原則として、つり上げ荷重に相当する荷重をかけたときの油圧に相当する圧力以下で作用するように調整しておかなければならない。
- (5)労働者からクレーンの安全装置の機能が失われている旨の申出があったときは、すみやかに、適当な措置を講じなければならない。
正答 (4)
正答は (4)。これが誤りです。
油圧を動力として用いるクレーンの安全弁は、つり上げ荷重ではなく最大の定格荷重に相当する荷重をかけたときの油圧に相当する圧力以下で作用するように調整します。
つり上げ荷重にはつり具の質量が含まれます。そこを基準にすると、実際に荷を載せられる限界より高いところで弁が働くことになり、守りが甘くなります。
【ほかの選択肢】
(1) クレーンを用いて作業を行うときは、運転者及び玉掛けをする者が
定格荷重を常時知ることができるよう、表示その他の措置を講じる 正しい
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(2) クレーンの運転者は、荷をつったままで運転位置から離れてはならない 正しい
(3) 直働式以外の巻過防止装置は、間隔が0.25m以上となるように調整する 正しい
(5) 労働者から安全装置の機能が失われている旨の申出があったときは、
すみやかに適当な措置を講じる 正しい
【巻過防止装置の間隔】
直働式 0.05m以上
直働式以外 0.25m以上
直働式は、つり具が直接スイッチを押すので応答が速く、余裕が小さくて済みます。
【定格荷重を常時知らせるわけ】
運転者も玉掛け者も、いま何tまで載せられるかを知って判断する
ジブクレーンでは作業半径によって定格荷重が変わるので、定格荷重表や荷重計が備えられます。
【荷をつったまま離れてはならないわけ】
ブレーキが滑れば、その場に人がいなければ止められない
「作業の性質上やむを得ない場合」といった逃げ道は用意されていません。
出典:クレーン・デリック運転士〔クレーン限定〕 2024年下半期実施分(2025年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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