クレーンのブレーキに関する記述として、適切でないものは次のうちどれか。…
クレーンに関する知識 第7問
クレーンのブレーキに関する記述として、適切でないものは次のうちどれか。
- (1)バンドブレーキには、バンドを締め付けたときにバンドが平均して締まるように、バンドの外周にすき間を調整する摩擦パッドが配置されている。
- (2)足踏み油圧式ディスクブレーキは、油圧シリンダ、ブレーキピストン及びこれらをつなぐ配管などに油漏れや空気の混入があると、制動力が生じなくなることがある。
- (3)つり上げ装置のブレーキの制動トルクの値は、定格荷重に相当する荷重の荷をつった場合における当該装置のトルクの値の150%以上に調整する。
- (4)ドラム形電磁ブレーキは、制動時につり荷を停止位置で安全に支持する無電圧作動型のブレーキである。
- (5)電動油圧押上機ブレーキは、ばねにより制動を行い、押上機の油圧の押上げ力によりブレーキの制動を開放する。
正答 (1)
正答は (1)。これが適切でありません。
バンドの外周に配置されているのは、摩擦パッドではなくすき間を調整するボルトです。
バンドブレーキは、ブレーキドラムの外側に鋼帯(バンド)を巻き付け、締め付けて制動します。バンドの内側にはライニングが張ってあり、これが摩擦材です。外周に並ぶボルトは、緩めたときにバンドがドラムから均等に離れるよう、すき間を整えるためのものです。
摩擦パッドは、ディスクブレーキでディスクを挟む部品の呼び名です。
【クレーンのブレーキ】
バンドブレーキ ドラムの外側にバンドを巻き付けて締め付ける。
解説の続きをみる続きを閉じる
外周にすき間調整用のボルトを配置する
足踏み油圧式ディスクブレーキ 油圧シリンダ、ブレーキピストン及び
これらをつなぐ配管などに油漏れや空気の混入があると、制動力が生じなく
なることがある
ドラム形電磁ブレーキ 制動時につり荷を停止位置で安全に支持する
無電圧作動型のブレーキ
電動油圧押上機ブレーキ ばねにより制動を行い、押上機の油圧の
押上げ力によりブレーキを開放する
【無電圧作動型とは】
電気が切れたときに、ばねの力で効く
停電しても荷が落ちません。クレーンのブレーキがこの形になっているのは、そのためです。
【空気が入ると効かなくなるわけ】
空気は縮むので、踏んだ力が圧力にならない
油は縮みません。だから、油圧の系統に空気が入ることを嫌います。
【制動トルクの値】
つり上げ装置のブレーキは、定格荷重に相当する荷重の荷をつった場合のトルクの値の150%以上に調整する
出典:クレーン・デリック運転士〔クレーン限定〕 2025年上半期実施分(2025年10月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
この問題と解説は当サイトの責任で掲載しています。内容について、安全衛生技術試験協会へのお問い合わせはできません。
最終更新日
この問題はほかの試験・回でも出ています
「クレーンに関する知識」のほかの問題
- 2023年上半期(2023年10月公表) 第7問クレーンの給油及び点検に関する記述として、適切でないものは次のうちどれか。
- 2023年下半期(2024年4月公表) 第5問クレーンの機械要素に関する記述として、適切なものは次のうちどれか。
- 2024年上半期(2024年10月公表) 第3問下記に掲げるワイヤロープのより方に関するAからDまでの図について、「普通Zよりワイヤロー
- 2024年下半期(2025年4月公表) 第1問クレーンに関する用語の記述として、適切なものは次のうちどれか。
- 2024年下半期(2025年4月公表) 第9問クレーンのトロリ及び作動装置に関する記述として、適切なものは次のうちどれか。
- 2025年下半期(2026年4月公表) 第7問図において、電動機の回転軸に固定された歯車Aが電動機の駆動により回転し、これにかみ合う歯
スポンサーリンク

