図のように質量10㎏の荷を同じ長さの2本のロープを用いて2人でそれぞれ鉛直線に対し30°の角度で引き上げ支えているとき、…

クレーンの運転のために必要な力学に関する知識 第38問

図のように質量10㎏の荷を同じ長さの2本のロープを用いて2人でそれぞれ鉛直線に対し30°の角度で引き上げ支えているとき、1人がロープを引く力の値に最も近いものは(1)~(5)のうちどれか。ただし、重力の加速度は9.8m/s²とする。また、左右のロープの張力は同じとし、ロープの質量は考えないものとする。

クレーン・デリック運転士〔クレーン限定〕 2025年上半期(2025年10月公表) 第38問の図
正答 (4)
正答は (4)。約57Nです。 2本で荷を支えるとき、ロープが鉛直から開いているほど、1本にかかる張力は大きくなります。 1本の張力 = (荷の重さ ÷ 2)÷ cos(鉛直線となす角) 【計算】 荷の重さ 10㎏ × 9.8 = 98N 半分   98 ÷ 2 = 49N 鉛直線に対し30°なので  49 ÷ cos30° = 49 ÷ 0.866 = 56.6N いちばん近いのは (4) の57Nです。 【「鉛直線に対し30°」の読み方】 左右のロープがつくる角(つり角度)は60°
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つり角度は、鉛直線となす角の2倍です。ここを取り違えると、つり角度30°として計算してしまいます。 【張力増加係数を使ってもよい】 つり角度  0° → 1.00      30° → 1.04      60° → 1.16      90° → 1.41      120° → 2.00 49 × 1.16 = 56.8N → 同じ答え 【50Nにならないわけ】 まっすぐ上に引いていれば49Nで済む 斜めに引いているぶん、横向きの力が打ち消し合いに使われます。そのぶん、上へ効く力を出すのに余計な張力が要ります。 【つり角度を60°以内に抑えるわけ】 それを超えると、張力が急に増える

出典:クレーン・デリック運転士〔クレーン限定〕 2025年上半期実施分(2025年10月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ

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