図のように天井クレーンで質量6tの荷をつるとき、Bの支点が支える力の値に最も近いものは(1)~(5)のうちどれか。…
クレーンの運転のために必要な力学に関する知識 第32問
図のように天井クレーンで質量6tの荷をつるとき、Bの支点が支える力の値に最も近いものは(1)~(5)のうちどれか。ただし、重力の加速度は9.8m/s²とし、クレーンガーダ、クラブトロリ及びワイヤロープの質量は考えないものとする。
- (1)4kN
- (2)12kN
- (3)23kN
- (4)36kN
- (5)94kN
正答 (4)
正答は (4)。約36kNです。
【考え方】
支点が二つある梁では、荷に近い支点ほど大きな力を負担する
B点が支える力は、A点から荷までの距離の割合で決まります。
【計算】
荷にかかる力 6t × 9.8m/s² = 58.8kN
スパン 13m、荷の位置 Aから8m(Bからは5m)
A点まわりのモーメントのつり合いから
B × 13 = 58.8 × 8
B = 58.8 × 8 ÷ 13 = 36.2kN
いちばん近いのは (4) の36kNです。
【確かめ方】
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A = 58.8 × 5 ÷ 13 = 22.6kN
A + B = 22.6 + 36.2 = 58.8kN
二つを足して荷の重さに戻れば、計算は合っています。
【距離の取り違えに注意】
Bが支える力は、Bから遠いほう(A側)の距離で決まる
「Bの力を求めるのだから、Bからの距離5mを使う」としてしまうと、22.6kNになり、(3) の23kNを選んでしまいます。よく用意されている引っかけです。
【なぜ遠いほうの距離を使うのか】
A点を軸にして、てこのつり合いを考えているから
軸から荷までの腕の長さが8m、軸からBまでの腕の長さが13m。腕が長いBのほうが、小さい力でつり合えます。
出典:クレーン・デリック運転士〔クレーン限定〕 2025年下半期実施分(2026年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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