天井クレーンで荷をつり上げ、つり荷を移動させるためにクレーンを10秒間に8m移動する速度で走行させながら10秒間に6m移…
クレーンの運転のために必要な力学に関する知識 第32問
天井クレーンで荷をつり上げ、つり荷を移動させるためにクレーンを10秒間に8m移動する速度で走行させながら10秒間に6m移動する速度で横行させ続けているとき、つり荷が10秒間に移動する距離は(1)~(5)のうちどれか。
- (1)6m
- (2)8m
- (3)10m
- (4)12m
- (5)14m
正答 (3)
正答は (3)。10mです。
走行と横行は、直角に交わる向きの運動です。二つを同時に行うと、つり荷は斜めに進みます。進む距離は、それぞれの距離を2辺とする直角三角形の斜辺になります。
【10秒間に進む距離】
走行方向 8m
横行方向 6m
斜めの距離 = √(8² + 6²) = √(64 + 36) = √100 = 10m
【速度から出してもよい】
走行 8m ÷ 10秒 = 0.8m/s
横行 6m ÷ 10秒 = 0.6m/s
合成速度 = √(0.8² + 0.6²) = 1.0m/s
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1.0 × 10秒 = 10m
どちらでも同じ答えになります。
【3:4:5の直角三角形】
3と4を直角に組むと、斜辺は5になる
設問の6と8は、その2倍です。この組合せを覚えておくと、平方根を計算せずに答えが出ます。
【足し算にしてはいけないわけ】
8m + 6m = 14m にはならない
別々の向きに進んだ距離は、そのまま足せません。斜めに進んだ本当の距離は、必ず2辺の和より短く、長いほうの辺より長くなります。8と14の間、という見当だけでも (3) の10mに絞れます。
出典:クレーン・デリック運転士〔クレーン限定〕 2025年上半期実施分(2025年10月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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