水力発電に関する記述として,誤っているものを次の(1)~(5)のうちから一つ選べ。…

電力 第1問

水力発電に関する記述として,誤っているものを次の(1)~(5)のうちから一つ選べ。

正答 (3)
正答は (3)。 【誤りの選択肢 (3)】 「我が国における水力発電の近年の発電電力量の比率は20パーセント程度である」という部分が誤りです。近年の我が国の発電電力量に占める水力の割合は、おおむね1割に届かない程度、具体的には8パーセント前後で推移しています。20パーセントという数字は実態より大きすぎます。記述の前半、すなわち昭和30年代前半までは水力が主力であり(いわゆる水主火従の時代)、その後、火力や原子力を含む多様な発電方式へ移っていったという流れ自体は正しいので、末尾の数値だけが誤りという構成になっています。
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【正しい選択肢の確認】 (1) ベルヌーイの定理は、流れの中で 位置エネルギー、圧力エネルギー、運動エネルギーの和が一定に保たれることを表し、エネルギー保存の法則に基づく定理です。水頭の形で書けば  位置水頭 + 圧力水頭 + 速度水頭 = 一定 となります。正しい記述です。 (2) 水力発電は、弁や案内羽根を開けばすぐ出力が出るので起動と停止が速く、 土木構造物が主体なので耐用年数が長く、水のエネルギーを直接回転に変えるため変換効率も高い(総合で8割以上)という特徴があります。正しい記述です。 (4) 流況曲線は、1年365日分の日平均流量を多い順に並べて描いた曲線で、 どれだけの期間にどれだけの流量が期待できるかを読み取れます。発電電力量の計画や、使用水量の決定に欠かせない資料です。正しい記述です。なお、暦の順に並べたものは流量図(ハイドログラフ)といい、区別します。 (5) 取水口と放水口の水面の高さの差が総落差で、 そこから水路や水圧管での摩擦などによる損失水頭を差し引いたものが有効落差です。水車が実際に利用できるのはこの有効落差に相当する分です。正しい記述です。

出典:令和4年度下期第三種電気主任技術者 電力科目 問1(一般財団法人 電気技術者試験センター 公表)出典元ページ

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