生物効果比(RBE)に関する次のAからDの記述について、正しいものの組合せは(1)~(5)のうちどれか。…

ガンマ線の生体に与える影響に関する知識 第34問

生物効果比(RBE)に関する次のAからDの記述について、正しいものの組合せは(1)~(5)のうちどれか。A RBEは、基準放射線と問題にしている放射線について、各々の同一線量を被ばくしたときの集団の生存率の比である。B RBEを求めるときの基準放射線としては、通常、アルファ線が用いられる。C RBEの値は、同じ線質の放射線であっても、着目する生物効果、線量率などの条件によって異なる。D RBEは放射線の線エネルギー付与(LET)の増加とともに増大し、100 keV/µm付近で最大値を示すが、更にLETが大きくなるとRBEは減少していく。

正答 (5)
正答は (5)。C,D が正しい記述です。 【正しいもの】 C RBEの値は、同じ線質の放射線であっても、着目する生物   効果、線量率などの条件によって異なる D RBEはLETの増加とともに増大し、100keV/µm付近で   最大値を示すが、さらにLETが大きくなると減少していく 【AとBの誤り】 A RBEは、同じ生物効果を与えるのに要する線量の比です。   「同一線量を被ばくしたときの生存率の比」ではありません B 基準放射線としては、通常エックス線やガンマ線が用いら
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  れます。アルファ線ではありません 【生物効果比(RBE)】 基準放射線の線量 ÷ 比較する放射線の線量 ただし、同じ生物効果を与える線量どうしで比べる 同じ効果を出すのに少ない線量で済む放射線ほど、RBEが大きくなります。 【基準放射線がエックス線やガンマ線であるわけ】 いちばんよく使われ、性質がよく分かっているから ものさしの基準は、ありふれたものにするのが自然です。アルファ線のような特殊なものを基準にはしません。 【RBEが条件によって変わる】 着目する生物効果(細胞死か、突然変異か) 線量率 酸素の有無 一つの値に決まるものではありません。だから防護の計算には、値を固定した放射線加重係数を使います。 【RBEが100keV/µmで最大になるわけ】 そのあたりの電離の密度が、DNAの二重らせんを壊すのにちょうどよい それより密になると、同じ場所に余分なエネルギーを与えるだけで無駄になります。これを過剰殺傷効果といいます。 【LETの大小】 低LET ガンマ線、エックス線、ベータ線 高LET アルファ線、中性子線

出典:ガンマ線透過写真撮影作業主任者 2024年上半期実施分(2024年10月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ

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