溶解アセチレンに関するAからEまでの記述のうち、適切なもののみを全て挙げた組合せは、(1)~(5)のうちどれか。…
アセチレンその他の可燃性ガス、カーバイド及び酸素に関する知識 第17問
溶解アセチレンに関するAからEまでの記述のうち、適切なもののみを全て挙げた組合せは、(1)~(5)のうちどれか。A アセトン1kg当たりのアセチレンの溶解量は、約3kgである。B アセトンを溶剤とする場合、温度が低下すると、アセチレンのアセトンへの溶解度が増加するので、容器内の圧力は低くなる。C 溶解アセチレンの溶剤に使用されるDMF(ジメチルホルムアミド)は、溶解性に優れているが、毒性が強い。D 溶解アセチレン7kgが気化すると、0℃、1気圧で、約21㎥のアセチレンガスとなる。E 溶解アセチレンの耐圧容器への充塡は、圧力が15℃においてゲージ圧力1.52MPaとなるように行われている。
- (1)A,B,C
- (2)A,D
- (3)B,C,E
- (4)B,D
- (5)C,D
正答 (3)
正答は (3)。適切なのは B、C、E です。
【B 温度が下がれば溶解度は増え、圧力は下がる】
温度が低下 → 溶解度が増加 → 容器内圧力は低くなる
温度が上昇 → 溶解度が減少 → 容器内圧力は高くなる
気体が液体に溶ける量は、温度が上がるほど減ります。炭酸水を温めると泡が出るのと同じです。溶解アセチレン容器を火気や直射日光から遠ざけるのは、温度上昇で内圧が上がるからです。
【C DMFは溶解性に優れるが毒性が強い】
DMF(ジメチルホルムアミド)は、アセトンに比べて溶解性に優れる一方で、毒性は強いという性質です。毒性という欠点を抱えながら使われるのは、溶解性が優れているからです。
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【E 充塡圧力は15℃で1.52MPa】
溶解アセチレンの充塡は、圧力が15℃でゲージ圧力1.52MPaとなるように行われます。アセチレンは高圧にすると分解爆発を起こしやすいため、他の高圧ガスよりかなり低く抑えています。参考までに、酸素は35℃で14.7MPaです。
【適切でないもの】
A アセトン1kg当たりの溶解量が約3kgというのは大きすぎ
ます。アセトンは15℃・1気圧で、自身の体積の約25倍のアセチレンを溶かし、圧力を上げると溶解量は増えます。
それでも充塡圧力(15℃でゲージ圧力1.52MPa)程度では、溶けるアセチレンはアセトンの質量に届きません。
「約2kg」「約5kg」とした選択肢も、過去に誤りとされています。
D 溶解アセチレン7kgが気化すると、0℃・1気圧で約
6立方メートルです。21立方メートルではありません。
7000g ÷ 26g ≒ 269モル
269モル × 22.4リットル ≒ 6000リットル = 6立方メートル
アセチレンの分子量26から計算できます。
出典:ガス溶接作業主任者 2024年下半期実施分(2025年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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