導管に関する記述のうち適切でないものは、次のうちどれか。…
アセチレン溶接装置及びガス集合溶接装置に関する知識 第11問
導管に関する記述のうち適切でないものは、次のうちどれか。
- (1)導管とは、燃料ガス容器などのガス供給源から吹管までガスを送る管のことをいう。
- (2)溶断用ゴムホースの構造は内面の層、補強層及び外面層からなり、その種類は内面ゴム層の厚さにより区分されている。
- (3)アセチレン用配管には、銅管は使用できない。
- (4)導管に使用するゴムホースの色は、アセチレン用には赤、酸素用には青を用いる。
- (5)導管の径が太すぎると圧力の過剰な損失を生じ、ガス溶接・溶断作業を阻害する結果をまねく。
正答 (5)
正答は (5)。これが適切でない記述です。
圧力の過剰な損失を生じるのは、導管の径が細すぎるときです。太すぎるときではありません。
【なぜ細いと損失が出るのか】
管の中を流れるガスは、管壁との摩擦で圧力を失います。同じ流量を流すとき、
径が細い → 流速が速くなる → 摩擦による圧力損失が増える
その結果、吹管の手前で圧力が足りなくなり、火力が出ない、逆火しやすくなる、といった不具合につながります。
径が太い場合は圧力損失こそ小さくなりますが、取り回しが悪い、管内の滞留ガスが増えるといった別の問題が出ます。圧力損失の話ではありません。
解説の続きをみる続きを閉じる
【ほかの選択肢】
(1) 導管 ガス供給源から吹管までガスを送る管の総称です。
(2) 溶断用ゴムホース 内面の層・補強層・外面層の三層
構造で、種類は内面ゴム層の厚さで区分されます。
(3) アセチレン用配管に銅管は使えません。アセチレンは銅と
反応して銅アセチリドという爆発性の化合物をつくる
ためです。銅を70%以上含む銅合金も同じ理由で使用できません。
(4) ホースの色分け
アセチレン用 …… 赤
酸素用 …… 青
LPガス用 …… オレンジ
「アセチレン用はかっ色、酸素用は黒色」とするひっかけが出ることがあります。
出典:ガス溶接作業主任者 2025年下半期実施分(2026年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
この問題と解説は当サイトの責任で掲載しています。内容について、安全衛生技術試験協会へのお問い合わせはできません。
最終更新日
「アセチレン溶接装置及びガス集合溶接装置に関する知識」のほかの問題
- 2024年上半期(2024年10月公表) 第11問ガス溶接・溶断作業に用いる導管に関し、適切でないものは次のうちどれか。
- 2024年上半期(2024年10月公表) 第15問圧力調整器及びこれに取り付ける圧力計に関するAからEまでの記述で、適切でないもののみを全
- 2024年下半期(2025年4月公表) 第14問手動ガス溶接器及び手動ガス切断器に関する記述のうち適切でないものは、次のうちどれか。
- 2025年上半期(2025年10月公表) 第13問安全器の構造等に関するAからEまでの記述のうち、適切でないもののみを全てあげた組合せは(
- 2023年上半期(2023年10月公表) 第12問ガス集合溶接装置に関し、適切なものは次のうちどれか。
- 2023年下半期(2024年4月公表) 第11問ガス溶接・溶断作業に用いる導管に関するAからDの記述で、適切なものを全て挙げた組合せは次
スポンサーリンク

