ニューマチックケーソン工法に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。…
圧気工法 第1問
ニューマチックケーソン工法に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)ニューマチックケーソン工法は、オープンケーソン工法と比べた場合、沈下中のケーソンの変位や傾斜に対して補正が容易である。
- (2)ニューマチックケーソン工法は、作業室内の水替え作業がないので、地下水位が低下することなく、周囲の地盤を乱すことが少ない。
- (3)掘削底面から地下水が湧き上がる現象をボイリングという。
- (4)直接水の影響を受けずに設置する築島方式による陸上施工の方式は、陸上ニューマチックケーソンの工法の一種である。
- (5)ニューマチックケーソン工法は、転石や岩盤中に設置しなければならない場合でも確実に施工できる。
正答 (4)
正答は (4)。これが誤りです。
築島方式による陸上施工は、水上ニューマチックケーソンの一種です。陸上ニューマチックケーソンではありません。
【設置場所による分類】
陸上ニューマチックケーソン 陸地にそのまま据え付ける
水上ニューマチックケーソン
築島方式 水中に土砂を盛って人工島を造り、
その上で陸上施工と同じように行う
鋼殻方式 鋼製の殻を浮かべて曳航し、水上施工する
築島方式は、水域に造るケーソンを、島を造ることで陸上のように施工する方式です。もともと水の中に造るものですから、水上ニューマチックケーソンに分類されます。
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「陸上施工」という言葉に引きずられないことが要点です。施工のやり方は陸上式でも、分類は水上です。
【ほかの選択肢】
(1) オープンケーソン工法と比べ、沈下中の変位や傾斜の補正が容易 正しい
(2) 水替え作業がないので、地下水位が低下せず、周囲の地盤を乱すことが少ない 正しい
(3) 掘削底面から地下水が湧き上がる現象をボイリングという 正しい
(5) 転石や岩盤中に設置しなければならない場合でも確実に施工できる 正しい
【二つの現象】
ボイリング 掘削底面から地下水が湧き上がる
ヒービング 掘削底面が盛り上がる
ボイル(沸騰)するように水が噴き出すのがボイリング。ヒーブ(持ち上がる)が土の盛り上がりです。
【補正が容易なわけ】
作業室は乾いていて、人が入れる
底面を直接見ながら掘れます。傾いていれば、沈んでいない側を重点的に掘り下げて向きを直せます。水中で掘るオープンケーソン工法では、これができません。
【転石や岩盤でも施工できるわけ】
人が作業室に入って、直接取り除ける
大きな石があっても、削岩機や火薬で砕いて運び出せます。
出典:高圧室内作業主任者 2023年下半期実施分(2024年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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