ニューマチックケーソンの艤装に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。…
圧気工法 第5問
ニューマチックケーソンの艤装に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)マテリアルロックは、通常、人の出入りには使用しないが、小規模な修理・点検、整備などのため作業者が入る場合もあるので、墜落防止のための措置を講ずる。
- (2)ボトムドアは、シャフト穴をスペシャルシャフトの上部の位置で塞ぐ蓋であり、シャフト継ぎ足し時に作業室内の圧力を一定に保ちながらシャフト内の圧縮空気を排気して大気圧にするために用いられる。
- (3)ケーソン沈設中のシャフトの横振れは、継ぎ足し用ボルトの疲労の原因となる。
- (4)シャフト継ぎ足し用のボルトは熱間鍛造加工したものを用い、ある現場で使用したボルトを他の現場に転用しない。
- (5)艤装の撤去は、中埋めコンリートが十分硬化した後に行う。
正答 (2)
正答は (2)。これが誤りです。
ボトムドアは、シャフト穴をスペシャルシャフトの下部の位置で塞ぐ蓋です。「上部の位置」ではありません。
【ボトムドア】
ボトム=底 名前のとおり、下を塞ぐ扉
シャフトの底を塞ぐ
→ 作業室内の圧力を一定に保ったまま
→ シャフト内の圧縮空気を排気して大気圧にできる
→ その状態でシャフトを継ぎ足す
【なぜ下を塞ぐのか】
圧力を保ちたいのは、作業室のほう
シャフトの上を塞いでも、シャフトと作業室はつながったままです。シャフト内を大気圧にすれば、作業室の圧力まで抜けてしまいます。
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作業室とシャフトの境目を塞いでこそ、作業室の圧力を保ちながら、シャフトだけを大気圧にできる
【シャフトの継ぎ足し】
ケーソンが沈むにつれ、シャフトを上へ継ぎ足していく
そのたびに、シャフトの上端を開けなければなりません。作業室に人がいるまま、その作業をするための仕掛けがボトムドアです。
【ほかの選択肢】
(1) マテリアルロックは、通常、人の出入りには使用しないが、小規模な修理・点検などのため作業者が入る場合もあるので、墜落防止のための措置を講ずる 正しい
(3) ケーソン沈設中のシャフトの横振れは、継ぎ足し用ボルトの疲労の原因となる 正しい
(4) シャフト継ぎ足し用のボルトは熱間鍛造加工したものを用い、ある現場で使用したボルトを他の現場に転用しない正しい
(5) 艤装の撤去は、中埋めコンクリートが十分硬化した後に行う 正しい
【ボルトを転用しないわけ】
疲労の蓄積は、目に見えない
一度使ったボルトが何回の振れを受けたかは分かりません。折れればシャフトが落ちるのですから、使い回しません。
【マテリアルロックの墜落防止】
土砂を落とすための穴が開いている
人が入る前提の作りではないので、手すりや覆いが要ります。
出典:高圧室内作業主任者 2024年下半期実施分(2025年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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