酸素再圧に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。…
送気及び排気 第19問
酸素再圧に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)減圧症に対しては、治療効果の面で酸素再圧の方が空気再圧より優れている。
- (2)再圧室内で酸素マスクにより酸素呼吸をさせながら加圧し、0.18MPaに到達したら加圧を停止する。
- (3)専用の送・排気系を有するダンプ方式の酸素呼吸装置を使用する。
- (4)再圧室の換気はできるだけ控えるようにする。
- (5)医師の監視の下で実施する。
正答 (4)
正答は (4)。これが誤りです。
酸素再圧による再圧中は、再圧室内の換気を十分に行います。「できるだけ控える」は誤りです。
【なぜ換気が要るのか】
被災者が吐き出す呼気には、高い濃度の酸素が含まれる
換気を控える → 室内の酸素濃度が上がる
→ 火災の危険が高まる
高圧下では、さらに着火温度が低下し、燃焼速度が増大します。酸素濃度の上昇は、そのまま火災の危険に直結します。
逃げ場のない密閉空間で火が出れば、助けようがありません。だから換気は、控えるどころか十分に行うべきものです。
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【ほかの選択肢】
(1) 減圧症に対しては、治療効果の面で酸素再圧のほうが空気再圧より優れている 正しい
(2) 再圧室内で酸素マスクにより酸素呼吸をさせながら加圧し、0.18MPaに到達したら加圧を停止する 正しい
(3) 専用の送・排気系を有するダンプ方式の酸素呼吸装置を使用する 正しい
(5) 医師の監視の下で実施する 正しい
【ダンプ方式】
呼気を室外へ捨てる方式
マスクに供給ラインと排気ラインの二系統を設け、呼気を室内に出しません。それでもなお、換気も行います。二重に手を打つのです。
【酸素再圧が優れているわけ】
酸素を吸うと、体内の窒素が早く抜ける
→ 低い圧力(0.18MPa)で足りる
→ 治療時間が短く、治療者の負担も小さい
空気再圧では、もっと高い圧力まで加圧しなければなりません。酸素再圧が第一選択で、空気再圧は設備や技術の面から酸素再圧が困難な場合に行う手技です。
【医師の監視の下】
これは治療であって、作業ではない
酸素中毒の兆候を見分け、いつエアブレイクを入れるか、いつ減圧を始めるかを判断するのは、医学的な判断です。
【0.18MPaで加圧を停止】
そこから、酸素呼吸とエアブレイクを繰り返す
出典:高圧室内作業主任者 2023年下半期実施分(2024年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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