ニューマチックケーソン工事に用いる電力設備に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。…
送気及び排気 第11問
ニューマチックケーソン工事に用いる電力設備に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)工事に使用される機械類の主動力源は電力であり、その電力消費の大部分を空気圧縮機が占める。
- (2)工事用電力は、一般に6600Vで受電されるため、空気圧縮機、その他の機械、一般照明等にはそれぞれの電圧、消費電力に応じた変圧器を設置する。
- (3)作業室内の電動機器の配線元となる分電盤は地上に設置し、いずれの配線も漏電遮断器を通して高圧室内に配線する。
- (4)作業室内で使用する電力の配線には、ビニルキャブタイヤケーブル(VCT)を使用する。
- (5)空気圧縮機の使用電圧は、通常、3300Vである。
正答 (4)
正答は (4)。これが誤りです。
作業室内で使用する電力の配線には、2種クロロプレンキャブタイヤケーブル(2PNCT)を使用します。ビニルキャブタイヤケーブル(VCT)ではありません。
【なぜビニルでは駄目か】
作業室内は湿度がほぼ100%で、水がかかり、土砂でこすれる
ビニルの被覆は耐水性・耐摩耗性・耐油性が不足します。クロロプレンゴムの被覆なら、これらに耐えられます。
【キャブタイヤケーブルの種類】
VCT/VCTF ビニル被覆。屋内の軽い用途向け
2PNCT 2種クロロプレン被覆。過酷な環境向け
解説の続きをみる続きを閉じる
土木の現場で使われるのは2PNCTです。
【ほかの選択肢】
(1) 電力消費の大部分を空気圧縮機が占める 正しい
(2) 工事用電力は一般に6600Vで受電されるため、それぞれの電圧、消費電力に応じた変圧器を設置する 正しい
(3) 作業室内の電動機器の配線元となる分電盤は地上に設置し、いずれの配線も漏電遮断器を通して高圧室内に配線する 正しい
(5) 空気圧縮機の使用電圧は、通常、3300V 正しい
【電圧の目安】
受電 6600V
空気圧縮機 3300V
その他の機械 200~400V
一般照明 100V
空気圧縮機は消費電力が大きいので、高い電圧のまま使います。「400V」とする記述は誤りです。
【分電盤を地上に置くわけ】
作業室内は高湿度で、漏電・感電の危険が高い
危ないものは外に出すという考え方です。加えて、各負荷ごとに漏電遮断器を設けます。
【(3)との読み比べ】
(3) 湿気の多い作業室では、漏電遮断器を通して配線する
→ 電気の扱いに慎重さが求められていることが分かる
その場所で、耐水性の足りないビニル被覆を使うのは筋が通りません。
【躯体内に埋め込む】
露出していると、掘削作業で傷つく
出典:高圧室内作業主任者 2023年上半期実施分(2023年10月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
この問題と解説は当サイトの責任で掲載しています。内容について、安全衛生技術試験協会へのお問い合わせはできません。
最終更新日
「送気及び排気」のほかの問題
- 2024年上半期(2024年10月公表) 第11問ニューマチックケーソン工事に用いる電気設備等に関する次の記述のうち、誤っているものはどれ
- 2024年上半期(2024年10月公表) 第19問再圧室での再圧に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- 2024年下半期(2025年4月公表) 第17問混合ガス設備等に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- 2025年上半期(2025年10月公表) 第15問ニューマチックケーソンの送排気に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- 2025年下半期(2026年4月公表) 第13問ニューマチックケーソン工事に用いる空気圧縮機等に関する次の記述のうち、誤っているものはど
- 2023年下半期(2024年4月公表) 第11問ニューマチックケーソン工事に用いる電力設備に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか
スポンサーリンク

