生体の組織をいくつかの半飽和組織に分類して不活性ガスの分圧の計算を行うビュールマンのZH-L16 モデルに基づく減圧方法…

送気及び排気 第20問

生体の組織をいくつかの半飽和組織に分類して不活性ガスの分圧の計算を行うビュールマンのZH-L16 モデルに基づく減圧方法に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

正答 (5)
正答は (5)。これが誤りです。 M値は、半飽和時間が長い組織ほど小さくなります。「短い組織ほど小さい」は逆です。 【M値】 ある環境圧力に対して、身体が許容できる最大の不活性ガス分圧 M値が大きい → たくさん溶け込んでいても耐えられる M値が小さい → 少ししか許されない 【半飽和時間とM値の関係】 半飽和時間が短い組織 血流が豊富 → M値が大きい 半飽和時間が長い組織 血流が乏しい → M値が小さい 【なぜそうなるのか】 血流が豊富な組織は、入るのも早いが出るのも早い
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気泡ができかけても、すぐに流し去ってくれます。だから多めに溶けていても耐えられます。一方、血流の乏しい組織は、いったん気泡ができると抜けていかない。だから厳しい値になります。 早く溜まるものは早く抜ける。だから寛容でよい、という関係です。 【ほかの選択肢】 (1) 半飽和時間が短い組織は血流が豊富で、長い組織は血流が乏しい 正しい (2) すべての半飽和組織での体内不活性ガス分圧が対応するM値を超えないように、必要な減圧停止時間を設定する正しい (3) 半飽和組織とは、高圧下にばく露された体内の組織に溶け込んだ不活性ガスの分圧が半飽和圧力になるまでに要する時間に応じて、体内の組織を16分割した各区分に相当するもの 正しい (4) 各半飽和組織の半飽和時間は、窒素よりヘリウムのほうが短い 正しい 【半飽和時間】 溶け込む量が半分になるまでの時間 血流が豊富 → ガスがどんどん運ばれてくる       → 早く溶け込む → 半飽和時間が短い 【ヘリウムのほうが短いわけ】 ヘリウムは分子が小さく軽い → 動きが速い 早く溶け込み、早く抜けます。 【減圧停止時間の決め方】 M値を超えないように 16個のうち一つでも超えれば、そこから気泡ができます。いちばん厳しい組織に合わせて、減圧の段取りを決めます。実際の施工では、1.0より大きな安全率を見込んだ換算M値を使います。

出典:高圧室内作業主任者 2023年下半期実施分(2024年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ

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