ニューマチックケーソン工事に関する設備及び機器に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。…
送気及び排気 第18問
ニューマチックケーソン工事に関する設備及び機器に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)天井走行式ケーソンショベルは、掘削地山に水があっても掘削作業が可能である。
- (2)電動式バックホウは、クローラ式の掘削機で、一般に掘削地点とアースバケットの積み込み地点の距離が短いケーソンなどで使用される。
- (3)高圧下での空気呼吸器としては、ゲージ圧力0.1~0.25MPaまで30分使用できるものと、0.1~0.4MPaまで45分使用できるものがある。
- (4)作業室内に設置する消火器は、強化液型で、吐出圧力が0.7~0.98MPaのものがある。
- (5)一酸化炭素用防毒マスクは、ホプカライトを使用し、触媒作用により一酸化炭素を無害化している。
正答 (3)
正答は (3)。これが誤りです。
高圧下での空気呼吸器は、0.1~0.4MPaまで30分使用できるものと、0.1~0.25MPaまで45分使用できるものです。記述は組合せが入れ替わっています。
【圧力と使用時間の関係】
圧力が高いほど、空気の消費が速い
→ 同じボンベでも使える時間が短い
0.1~0.4MPa → 30分
0.1~0.25MPa → 45分
高い圧力のほうが短時間です。ここが逆になっていれば誤りと判断できます。
【なぜ高圧だと早く減るのか】
呼吸する空気は、まわりの圧力と同じ圧力でなければならない
解説の続きをみる続きを閉じる
0.4MPa(絶対0.5MPa)の場所では、大気圧下の5倍の密度の空気を吸うことになります。同じ一呼吸でも、5倍の量を使います。
【ほかの選択肢】
(1) 天井走行式ケーソンショベルは、掘削地山に水があっても掘削作業が可能 正しい
(2) 電動式バックホウは、クローラ式の掘削機で、掘削地点とアースバケットの積み込み地点の距離が短いケーソンで使用 正しい
(4) 作業室内の消火器は、強化液型で、吐出圧力0.7~0.98MPaのものがある 正しい
(5) 一酸化炭素用防毒マスクは、ホプカライトを使用し、触媒作用により一酸化炭素を無害化している 正しい
【ホプカライト】
一酸化炭素を二酸化炭素に変える触媒
一酸化炭素 + 酸素 → 二酸化炭素
吸着するのではなく、化学的に変えてしまうのが特徴です。ただし酸素が必要なので、酸欠の場所では使えません。
【消火器の吐出圧力】
0.7~0.98MPa(ゲージ圧力)
作業室内は加圧されているので、それを上回る圧力で吐出しなければ薬剤が出ません。「7~10MPa」は桁が一つ違います。
【二つの掘削機の使い分け】
天井走行式ショベル 天井から吊る。掘削力が大きい
反力は天井スラブが受ける
電動式バックホウ 床を走る。掘削力は弱い
出典:高圧室内作業主任者 2025年上半期実施分(2025年10月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
この問題と解説は当サイトの責任で掲載しています。内容について、安全衛生技術試験協会へのお問い合わせはできません。
最終更新日
「送気及び排気」のほかの問題
- 2023年下半期(2024年4月公表) 第18問ニューマチックケーソン工事に関する設備及び機器に関する次の記述のうち、誤っているものはど
- 2024年上半期(2024年10月公表) 第16問酸素減圧に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- 2024年下半期(2025年4月公表) 第14問ニューマチックケーソン工事に用いる送排気管等に関する次の記述のうち、誤っているものはどれ
- 2025年下半期(2026年4月公表) 第12問酸素欠乏事故の発生及びその防止対策に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- 2025年下半期(2026年4月公表) 第20問ビュールマンのZH-L16モデルにおける半飽和時間、半飽和組織等に関する次の記述のうち、
- 2023年上半期(2023年10月公表) 第18問ニューマチックケーソン工事に用いる設備等に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
スポンサーリンク

