荷電粒子平衡で正しいのはどれか。…
午後 第82問
荷電粒子平衡で正しいのはどれか。
- (1)空洞理論と無関係である。
- (2)光子のエネルギーと無関係である。
- (3)光子線の減弱に適用する概念である。
- (4)過渡電子平衡では衝突カーマと吸収線量は等しい。
- (5)ビルドアップ領域とは荷電粒子平衡が成立するまでの深さである。
正答 (5)
正答は (5)。正しいのはこれです。
光子線が物質に入ると、表面近くでは、浅い所でできた二次電子が奥へ進むため、入ってくる電子より出ていく電子のほうが多く、線量は深さとともに増えます。ある深さで、出入りする荷電粒子がつり合う(荷電粒子平衡が成り立つ)と線量は最大になります。この表面から最大になるまでの範囲がビルドアップ領域です。
【ほかの選択肢】
(1) Bragg-Gray の空洞理論などは、荷電粒子平衡の考え方と深く関係します 誤り
(2) 平衡が成り立つ深さは、二次電子の飛程で決まり、光子のエネルギーによって変わります 誤り
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(3) 荷電粒子平衡は、光子が作る二次荷電粒子のエネルギーの出入りの概念で、光子線の減弱の概念ではありません 誤り
(4) 過渡荷電粒子平衡では、吸収線量は衝突カーマに比例しますが等しくはなく、吸収線量のほうがやや大きくなります 誤り
【関係】
荷電粒子平衡:吸収線量 = 衝突カーマ
過渡荷電粒子平衡:吸収線量 = β × 衝突カーマ(β > 1)
出典:2023年(令和5年) 診療放射線技師国家試験 問82(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
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