MRI の脂肪抑制法で正しいのはどれか。…
午前 第16問
MRI の脂肪抑制法で正しいのはどれか。
- (1)CHESS 法はT₁値の影響を受ける。
- (2)STIR 法は周波数選択的に脂肪信号を抑制する。
- (3)CHESS 法では最初に180 度のRF パルスを印加する。
- (4)Dixon 法はin-phase における脂肪抑制効果を利用する。
- (5)STIR 法はCHESS 法より磁場の不均一性の影響を受けにくい。
正答 (5)
正答は (5)。STIR 法は CHESS 法より磁場の不均一の影響を受けにくい方法です。
STIR 法は、最初に180度パルスで縦磁化を反転させ、脂肪の縦磁化がゼロになる時間(TI)で励起することで脂肪の信号を消します。脂肪の T₁ が短いことを利用するので、周波数のずれの影響を受けにくく、磁場が不均一になりやすい頸部や金属の近く、広い撮像範囲でも均一に脂肪を抑制できます。
【ほかの選択肢】
(1) CHESS 法は脂肪と水の共鳴周波数の差(化学シフト)を利用する方法で、T₁値の影響を受ける方法ではない。誤り
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(2) STIR 法は T₁ の差を利用する方法。周波数選択的なのはCHESS 法。誤り
(3) CHESS 法は脂肪の周波数だけを選んで励起するパルス(90度前後)を最初に加え、スポイラで消す。最初に180度パルスを加えるのは STIR 法。誤り
(4) Dixon 法は in-phase と opposed-phase の画像を組み合わせて水と脂肪を分ける方法。in-phase だけで抑制するのではない。誤り
【整理】
CHESS:周波数選択、磁場の不均一に弱い
STIR :T₁差を利用、磁場の不均一に強い、造影後には不向き
出典:2024年(令和6年) 診療放射線技師国家試験 問16(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
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