直線加速器で平坦な線量プロファイルを期待して測定したところ、図のような線量プロファイルが得られた。考えられる原因はどれか…
午後 第29問
直線加速器で平坦な線量プロファイルを期待して測定したところ、図のような線量プロファイルが得られた。考えられる原因はどれか。
- (1)X 線出力が不足していた。
- (2)コリメータが非対称に開口していた。
- (3)コリメータの下に意図しない構造物が入っていた。
- (4)照射野サイズに対応しない平坦化フィルタを使用していた。
- (5)X 線のエネルギーに対応しない平坦化フィルタを使用していた。
正答 (3)
正答は (3)。考えられる原因は、コリメータの下に意図しない構造物が入っていたことです。
【図の見方】
照射野の両端(立ち上がりと立ち下がり)は、コリメータの開口に合った左右対称の位置にあります。一方、照射野の中の線量は、左から右へ直線的に増えており、片側が低い傾いた
形になっています。
照射野の片側ほど X 線を強く減らすものが、コリメータの下(ビームの通り道)に入っていると、このように線量が直線的に傾きます。くさびのように厚さが変わる物(ウェッジフィルタなどの付属品や、置き忘れた構造物)が入っていたと考えられます。
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【ほかの選択肢】
(1) X 線出力が不足 線量が全体に低くなるだけで、形は平坦なままです 誤り
(2) コリメータが非対称に開口 照射野の端の位置が左右でずれますが、中の線量は平坦です。図では端の位置は左右対称です 誤り
(4) 照射野サイズに対応しない平坦化フィルタ・
(5) X 線のエネルギーに対応しない平坦化フィルタ平坦化フィルタは中心軸に対して対称な形なので、合わないと中央が盛り上がる、または両端が高くなる(ホーン)など、左右対称の形の崩れになります。片側に傾く形にはなりません 誤り
出典:2025年(令和7年) 診療放射線技師国家試験 問29(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
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