電離放射線の細胞に対する作用で正しいのはどれか。…

午後 第55問

電離放射線の細胞に対する作用で正しいのはどれか。

正答 (2)
正答は (2)。正しいのはこれです。 放射線が DNA に損傷を与える仕組みには、放射線が DNA の分子を直接電離・励起する直接作用と、放射線が周りの水を電離してできたフリーラジカル(とくに OH ラジカル)が DNA を傷つける間接作用があります。X 線・γ線などの低 LET 放射線では間接作用が主ですが、α線や重粒子線などの高 LET 放射線では、飛跡に沿って密に電離が起こり、DNA を直接傷つける直接作用が主になります。 【ほかの選択肢】 (1) 間接作用は低温で増強される 低温(凍結など)ではラジカルが動きにくくなり、間接作用は弱くなります 誤り
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(3) 二重鎖切断は修復不能 二重鎖切断は修復しにくい損傷ですが、非相同末端結合や相同組換えで修復されます 誤り (4) 直接作用はフリーラジカルによる フリーラジカルによるのは間接作用です 誤り (5) 間接作用による障害を一本鎖切断という 一本鎖切断はDNA の片方の鎖が切れた損傷の種類の名前で、直接作用でも間接作用でも生じます 誤り 【間接作用の特徴(低 LET で目立つ)】 希釈効果、酸素効果、保護効果、温度効果

出典:2025年(令和7年) 診療放射線技師国家試験 問55(厚生労働省 公表)出典元ページ

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