超音波の減衰で正しいのはどれか。…
午後 第64問
超音波の減衰で正しいのはどれか。
- (1)音速に依存する。
- (2)媒質の粘性に依存しない。
- (3)減衰量は周波数に反比例する。
- (4)減衰量は媒質の厚さに反比例する。
- (5)吸収された超音波のエネルギーは熱に変換される。
正答 (5)
正答は (5)。正しいのはこれです。
超音波の減衰には、組織による吸収、散乱、反射などがあります。このうち吸収は、媒質の粘性などによる摩擦で、超音波のエネルギーが熱に変わる現象です。治療用の強い超音波で組織を加温できるのも、この熱への変換を利用したものです。
【ほかの選択肢】
(1) 音速に依存する この設問では誤りとされています。生体の中での減衰は、主に周波数、伝わる距離、組織の種類で決まり、減衰係数(dB/cm/MHz)で表します 誤り
(2) 媒質の粘性に依存しない 吸収は粘性による摩擦などで起こるので、粘性に依存します 誤り
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(3) 減衰量は周波数に反比例する 生体では、減衰量はおおむね周波数に比例して大きくなります。高い周波数ほど深い所に届きにくいのはこのためです 誤り
(4) 減衰量は厚さに反比例する 伝わる距離(厚さ)が長いほど減衰量(dB)は大きくなり、比例します 誤り
【計算の例】
軟部組織の減衰係数を約 0.5〜1 dB/cm/MHz とすると、5 MHz で深さ 4 cm(往復 8 cm)では0.5 × 5 × 8 = 20 dB 以上の減衰になります。
出典:2025年(令和7年) 診療放射線技師国家試験 問64(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
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