X 線管装置で正しいのはどれか。2 つ選べ。…
午前 第75問
X 線管装置で正しいのはどれか。2 つ選べ。
- (1)線質は陽極側に比べ陰極側で軟線が多い。
- (2)短時間許容負荷は焦点寸法に依存しない。
- (3)陰極エミッション特性は管電流の特性を表す。
- (4)ヒートユニットは許容負荷を表す単位である。
- (5)漏れ放射線は放射口を透過する電離放射線である。
正答 (1)(3)
正答は (1)と(3)。正しいのはこの2つです。
(1) 陽極(ターゲット)の中で発生した X 線は、陽極側へ
向かうものほどターゲットの中を長く通って吸収されます(ヒール効果)。とくに低いエネルギーの成分が吸収されるので、陽極側の X 線は弱く、硬くなります。反対に、陰極側は強く、低いエネルギーの成分(軟線)が多くなります。
(3) 陰極エミッション特性は、フィラメントの電流(加熱の
程度)と、そこから出て流れる管電流の関係を、管電圧ごとに表した特性です。管電流を決める条件を知るための特性です。
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【ほかの選択肢】
(2) 短時間許容負荷は焦点寸法に依存しない 焦点が大きいほど熱を広い面で受けられるので、許容負荷は大きくなります。焦点寸法に依存します 誤り
(4) ヒートユニットは許容負荷を表す単位 ヒートユニット(HU)は、陽極にたまる熱の量を表す単位です(単相では管電圧×管電流×時間)。陽極の蓄積熱容量などに使います 誤り
(5) 漏れ放射線は放射口を透過する放射線 漏れ放射線は、放射口以外の X 線管容器を通って外へ出る放射線です。放射口から出るのは利用線錐です 誤り
【ヒール効果のまとめ】
陽極側 ― X 線が弱い・硬い
陰極側 ― X 線が強い・軟らかい
厚い部分を陰極側に置くと、濃度が均一に近づきます。
出典:2025年(令和7年) 診療放射線技師国家試験 問75(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
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