食中毒に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。…
労働衛生(有害業務に係るもの以外のもの) 第33問
食中毒に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
- (1)感染型食中毒は、食物に付着した細菌そのものの感染によって起こる食中毒で、サルモネラ菌によるものがある。
- (2)赤身魚などに含まれるヒスチジンが細菌により分解されて生成されるヒスタミンは、加熱調理によって分解する。
- (3)エンテロトキシンは、フグ毒の主成分で、手足のしびれや呼吸麻痺を起こす。
- (4)カンピロバクターは、カビの産生する毒素で、腹痛や下痢を起こす。
- (5)ボツリヌス菌は、缶詰や真空パックなど酸素のない密封食品中でも増殖するが、熱には弱く、60℃、10分間程度の加熱で殺菌することができる。
正答 (1)
正答は (1)。これが正しい記述です。
感染型食中毒は、食物に付着した細菌そのものの感染によって起こるもので、サルモネラ菌によるものがあります。
【ほかの選択肢の誤り】
(2) ヒスタミンは加熱調理によって分解されない
(3) エンテロトキシンは黄色ブドウ球菌の毒素。フグ毒の
主成分はテトロドトキシン
(4) カンピロバクターは細菌。カビではない
(5) ボツリヌス菌の芽胞は熱に強く、60℃10分程度では
殺菌できない
【型で分ける】
毒素型 ボツリヌス菌、黄色ブドウ球菌
解説の続きをみる続きを閉じる
感染型 サルモネラ菌、腸炎ビブリオ菌、カンピロバクター、
腸管出血性大腸菌、ウェルシュ菌、セレウス菌
毒素型は二つだけと覚え、それ以外は感染型と判断するのが早道です。
【加熱で消えないもの】
ヒスタミン
黄色ブドウ球菌の毒素(エンテロトキシン)
ボツリヌス菌の芽胞
この三つは加熱に強いと押さえます。ボツリヌス菌の毒素そのものは熱で壊れますが、芽胞は120℃で数分の加熱が要ります。真空パックや缶詰の中でも生き延びるのは、このためです。
【毒素の名前】
エンテロトキシン 黄色ブドウ球菌
ベロ毒素 腸管出血性大腸菌(O157など)
テトロドトキシン フグ
ソラニン じゃがいもの芽
名前の取り違えを狙った出題が多いので、組で覚えます。
【カンピロバクター】
鶏肉によるものが多い。少量の菌でも感染する
しばらくして手足のしびれが出る病気につながることがあります。
出典:第一種衛生管理者 2023年上半期実施分(2023年10月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
この問題と解説は当サイトの責任で掲載しています。内容について、安全衛生技術試験協会へのお問い合わせはできません。
最終更新日
この問題はほかの試験・回でも出ています
「労働衛生(有害業務に係るもの以外のもの)」のほかの問題
- 2025年下半期(2026年4月公表) 第34問採光、照明などに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
- 2023年下半期(2024年4月公表) 第32問骨折に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
- 2024年上半期(2024年10月公表) 第30問厚生労働省の「高年齢労働者の安全と健康確保のためのガイドライン」に関する次の記述のうち、
- 2024年下半期(2025年4月公表) 第28問厚生労働省の「情報機器作業における労働衛生管理のためのガイドライン」に基づく措置に関する
- 2024年下半期(2025年4月公表) 第34問食中毒に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- 2025年上半期(2025年10月公表) 第32問骨折及びその救急処置に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
スポンサーリンク

