脳血管障害及び虚血性心疾患に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。…
労働衛生(有害業務に係るもの以外のもの) 第32問
脳血管障害及び虚血性心疾患に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)虚血性の脳血管障害である脳梗塞は、脳血管自体の動脈硬化性病変による脳血栓症と、心臓や動脈壁の血栓が剥がれて脳血管を閉塞する脳塞栓症に分類される。
- (2)くも膜下出血は、通常、脳動脈瘤が破れて数日後、激しい頭痛で発症する。
- (3)虚血性心疾患は、冠動脈による心筋への血液の供給が不足したり途絶えることにより起こる心筋障害である。
- (4)心筋梗塞では、突然激しい胸痛が起こり、「締め付けられるように痛い」、「胸が苦しい」などの症状が、1時間以上続くこともある。
- (5)運動負荷心電図検査は、虚血性心疾患の発見に有用である。
正答 (2)
正答は (2)。これが誤りです。
くも膜下出血は、脳動脈瘤が破れてその瞬間に発症します。数日後ではありません。
突然の激しい頭痛が特徴で、「これまで経験したことのない頭痛」「ハンマーで殴られたような」と表現されます。
【ほかの選択肢】
(1) 脳梗塞は、脳血管自体の動脈硬化性病変による脳血栓症と、
心臓や動脈壁の血栓が剥がれて閉塞する脳塞栓症に分類される
正しい
(3) 虚血性心疾患は、冠動脈による心筋への血液の供給が不足したり
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途絶えたりして起こる心筋障害 正しい
(4) 心筋梗塞では、突然激しい胸痛が起こり、症状が1時間以上
続くこともある 正しい
(5) 運動負荷心電図検査は、虚血性心疾患の発見に有用 正しい
【くも膜下出血】
原因 脳動脈瘤の破裂
発症 突然
症状 これまでにない激しい頭痛、吐き気、意識障害
「数日後に発症」「徐々に痛くなる」と書いてあれば誤りです。血管が破れて血が広がるのですから、起きるのは一瞬です。
【この回の(1)は正しい向き】
脳血栓症 その場の動脈硬化で詰まる
脳塞栓症 よそから流れてきた血栓で詰まる
別の回では、この二つを入れ替えた選択肢が誤りとして出ます。「栓が流れてくる」のが塞栓と覚えておけば、どちらの形で出されても見分けられます。
【脳血管障害の分け方】
出血性 脳出血(脳実質内)、くも膜下出血(くも膜下腔)
虚血性 脳梗塞(脳血栓症、脳塞栓症)
【狭心症と心筋梗塞の時間】
狭心症 数分から、長くて15分程度
心筋梗塞 1時間以上続くこともある
出典:第一種衛生管理者 2023年上半期実施分(2023年10月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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