体温調節に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。…
労働生理 第44問
体温調節に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
- (1)体温調節中枢は、間脳の視床下部にある。
- (2)体温調節のように、外部環境が変化しても身体内部の状態を一定に保つ生体の仕組みを同調性といい、筋肉と神経系により調整されている。
- (3)寒冷な環境においては、皮膚の血管が拡張して血流量を増し、皮膚温を上昇させる。
- (4)計算上、体重70kgの人の体表面から10gの汗が蒸発すると、体温が約1℃下がる。
- (5)不感蒸泄とは、水分が発汗により失われることをいう。
正答 (1)
正答は (1)。これが正しい記述です。
体温調節中枢は、間脳の視床下部にあります。
【ほかの選択肢の誤り】
(2) 恒常性(ホメオスタシス)という。同調性ではない。
調節しているのは自律神経系と内分泌系であって、筋肉と神経系ではない
(3) 寒冷な環境では、皮膚の血管は収縮する。拡張ではない
(4) 体温が約1℃下がるのは100gの水分が蒸発したとき。
10gではない
(5) 不感蒸泄とは、発汗によらずに皮膚と呼気から水分が
失われることをいう
【脳の部位とはたらき】
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間脳の視床下部 体温調節、食欲、睡眠の中枢
延髄 呼吸、心拍、血圧の中枢
小脳 運動の調節、平衡の保持
体温は視床下部、呼吸は延髄。この二つを入れ替える出題が毎回のように出ます。
【暑いとき・寒いとき】
暑いとき 皮膚の血管が拡張 → 熱を逃がす
寒いとき 皮膚の血管が収縮 → 熱を逃がさない
熱を逃がしたいときは広げ、逃がしたくないときは縮める。
【100gで1℃という計算】
水の気化熱は1g当たり約0.58キロカロリー
100gで約58キロカロリー
体重70㎏の人の熱容量は1℃当たり約58キロカロリー
だから、ちょうど1℃分に当たります。10gでは0.1℃です。
【発汗と不感蒸泄】
発汗 汗腺から汗が出る。目に見える
不感蒸泄 汗によらず、皮膚と呼気から逃げる水分
不感蒸泄は1日におよそ850mL。基礎代謝量の約25%の熱がここで奪われています。
【恒常性】
体温、血糖、体液の量や濃度などを、一定の幅に保つしくみ
出典:第一種衛生管理者 2023年下半期実施分(2024年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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