ロータの回転が上から見て反時計回りのヘリコプタにおける代表的なクロス・カップリングに関する記述で誤りはどれか。…
航空工学(回転翼) 第10問
ロータの回転が上から見て反時計回りのヘリコプタにおける代表的なクロス・カップリングに関する記述で誤りはどれか。
- (1)サイクリック・スティックを後方に操作した場合、機体は右へ傾く。
- (2)サイクリック・スティックを右に操作し右旋回した場合、機首が下がる。
- (3)クロス・カップリングによる影響の現れ方は、ヘリコプタの機種によって異なる。
- (4)前進飛行中にコレクティブ・ピッチ・レバーを上げると機首が上がり機体は右に傾く。同時にエンジン出力の増加により機首が左に振れる。
正答 (4)
正答は (4)。これが誤りです。
前進飛行中にコレクティブ・ピッチ・レバーを上げると、機首が上がり、機体は右に傾く傾向が現れるとされます。ここまでは代表的なクロス・カップリングの説明ですが、エンジンの出力が増えたときに機首が振れる向きが逆です。上から見て反時計回りのロータでは、トルクの反作用で胴体が時計回りに回され、機首は「右」に振れます。「機首が左に振れる」は誤りです。
【ほかの選択肢】
(1) サイクリック・スティックを後方に操作すると、機首上げとともに機体が右へ傾く傾向が現れるとされます 正しい
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(2) サイクリック・スティックを右に操作して右旋回に入ると、機首が下がる傾向が現れるとされます 正しい
(3) クロス・カップリングの現れ方は、ロータの回転方向や機体の特性によって、機種ごとに異なります 正しい
【ペダルとの関係】
反時計回りのロータでは、出力を増やすと機首が右へ振れるので左ペダルを、出力を減らすと機首が左へ振れるので右ペダルを使って、機首の向きを保ちます。一つの操作が他の軸にも影響するので、操縦では各舵を同時に調和させて使います。
出典:平成31年1月期 航空従事者学科試験 事業用操縦士(飛行機・回転翼) 航空工学(回転翼) 問10(国土交通省 公表)出典元ページ
最終更新日
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