水平旋回時の荷重倍数nを求める式で正しいものはどれか。ただしθはバンク角とする。…
航空工学(飛行機) 第3問
水平旋回時の荷重倍数nを求める式で正しいものはどれか。ただしθはバンク角とする。
- (1)n=tanθ
- (2)n=sin θ
- (3)n=1/cosθ
- (4)n=1/tanθ
正答 (3)
正答は (3)。n=1/cosθ です。
高度を保って旋回するには、傾いた揚力 L の垂直成分が重量 W と釣り合わなければなりません。
L × cosθ = W
荷重倍数 n = L/W = 1/cosθ
バンク角が大きくなるほど cosθ が小さくなり、荷重倍数は急に大きくなります。
30° n = 1/0.866 ≒ 1.15
45° n = 1/0.707 ≒ 1.41
60° n = 1/0.5 = 2.0
【ほかの選択肢】
(1) tanθ は向心力(揚力の水平成分)と重量の比で、旋回半径や旋回率の式に出てきます 誤り
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(2) sinθ は揚力のうち水平成分の割合です 誤り
(4) 1/tanθ は荷重倍数の式ではありません。θ が小さいほど大きくなり、バンク角0°で無限大になってしまいます 誤り
【失速速度との関係】
旋回中の失速速度は、水平直線飛行の失速速度の √n 倍になります。60°バンクでは √2 ≒ 1.41倍です。
出典:令和元年5月期 航空従事者学科試験 事業用操縦士(飛行機・回転翼) 航空工学(飛行機) 問3(国土交通省 公表)出典元ページ
最終更新日
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