航空機に装備された気圧高度計について正しいものはどれか。…
航空気象 第4問
航空機に装備された気圧高度計について正しいものはどれか。
- (1)高度計は機外の気圧を感知して高度を指示する機器であり、測定点を中心とする単位面積の鉛直下方にある全大気重量(大気そのものの重さにより生じる圧力)を測定している。
- (2)気圧高度計にQNEをセットすると、必ず対地高度を示す。
- (3)高度計規正した高度計は、高度計にセットした基準気圧(例えばQNHを29.90inHg)から機外気圧までの距離(標準大気を物差しとして)を測定している。
- (4)高度計にセットした基準気圧(例えばQNHを29.90inHg)を一定にして一定高度で飛行するということは、真高度が一定で飛行するということである。
正答 (3)
正答は (3)。正しいのはこれです。
気圧高度計は機外の静圧を測り、標準大気の「気圧と高度の関係」を物差しにして高度に換算する計器です。高度計規正(例えばQNH 29.90inHgをセット)をすると、高度計は、セットした基準気圧の気圧面から機外の気圧の気圧面までの隔たりを、標準大気を物差しとして測った値を示します。
【ほかの選択肢】
(1) ある点の気圧は、その点を底とする単位面積の空気の柱、つまり測定点より「上方」にある大気の重さによる圧力です。「鉛直下方にある全大気重量」は誤りです 誤り
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(2) QNEは標準気圧29.92inHgをセットする規正で、高度計は気圧高度を示します。対地高度を示すのは、着陸する飛行場でQFEをセットした場合などです 誤り
(4) セットした基準気圧を一定にして指示高度を保つと、航空機は一つの気圧面に沿って飛びます。気圧面の高さは気圧配置や気温で変わるので、真高度が一定になるとは限りません 誤り
【指示高度を保って飛ぶと】
気圧の低い所へ入る → 気圧面が下がり、真高度は下がる
気温の低い所へ入る → 空気の層が縮み、真高度は下がる
どちらも計器より実際が低くなる側なので、QNHをこまめに更新し、寒いときは障害物との間隔に余裕をとります。
出典:令和元年7月期 航空従事者学科試験 事業用操縦士(飛行機・回転翼) 航空気象 問4(国土交通省 公表)出典元ページ
最終更新日
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