マスト・バンピングに関する記述(a)~(d)のうち、正しいものはいくつあるか。(1)~(5)の中から選べ。…

航空工学(回転翼) 第14問

マスト・バンピングに関する記述(a)~(d)のうち、正しいものはいくつあるか。(1)~(5)の中から選べ。(a)Low-G状態に陥り機体のロールが始まった場合は、直ちにサイクリック・スティックによりロールを止めることが重要である。(b)シーソー型ロータ・システムを有するヘリコプタに起こる特有の現象である。(c)急上昇からの急なレベルオフは発生の危険性が高まる。(d)低ロータ回転数も発生原因の一つである。

正答 (3)
正答は (3)。正しいのは(b)(c)(d)の三つです。 (a)誤り。Low-G状態でロールが始まったとき、すぐにサイクリック・スティックでロールを止めようとすると、推力がない状態でロータだけが大きく傾き、マスト・バンピングを招きます。まずサイクリックをゆっくり後ろへ引いて荷重(推力)を回復させ、その後にサイクリックでロールを止めます。(b)正しい。ハブとマストが当たるマスト・バンピングは、シーソー型(半関節型)ロータ・システムに特有の現象です。(c)正しい。急上昇から急に機首を下げてレベルオフ(プッシュ・オーバー)するとLow-G状態になり、危険性が高まります。(d)正しい。ロータ回転数が低いと、ロータの安定が弱まり、大きなフラッピングが起こりやすくなります。
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【なぜロールするか】 Low-Gで主ロータの推力がなくなると、テール・ロータの推力だけが重心より上で横向きに働き、機体を傾けます(反時計回りのメイン・ロータの機体では右へ)。回復の順番は「まず荷重を戻し、次にロールを止める」です。

出典:令和元年7月期 航空従事者学科試験 事業用操縦士(飛行機・回転翼) 航空工学(回転翼) 問14(国土交通省 公表)出典元ページ

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