定常釣り合い旋回に関する記述(a)~(d)のうち、正しいものはいくつあるか。(1)~(5)の中から選べ。…
航空工学(回転翼) 第6問
定常釣り合い旋回に関する記述(a)~(d)のうち、正しいものはいくつあるか。(1)~(5)の中から選べ。(a)定常釣り合い旋回においては、求心力が遠心力よりも大きいことが必要である。(b)バンク角を保ったまま、速度を減じると旋回半径は小さくなる。(c)標準旋回を行う場合、速度に関係なくバンク角は一定である。(d)バンク角60度である場合、荷重倍数は2.0となる。
- (1)1
- (2)2
- (3)3
- (4)4
- (5)なし
正答 (2)
正答は (2)。正しいのは(b)(d)の二つです。
定常釣り合い旋回では、旋回半径R、速度V、バンク角φの間に次の関係があります。
R = V² ÷(g × tanφ)
荷重倍数n = 1 ÷ cosφ
(a)誤り。釣り合い旋回では、揚力の水平成分(求心力)と遠心力が等しく釣り合っています。求心力が遠心力より大きければ、旋回は内側へずれていき、釣り合った旋回になりません。(b)正しい。旋回半径は速度の2乗に比例するので、バンク角を保ったまま速度を減らすと、旋回半径は小さくなります。(c)誤り。標準旋回(毎秒3°の旋回率)に必要なバンク角は、速度が大きいほど大きくなります。速度に関係なく一定ではありません。(d)正しい。n = 1 ÷ cos60° = 1 ÷ 0.5 = 2.0 です。
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【標準旋回のバンク角】
毎秒3°の旋回率に必要なバンク角は tanφ = V×ω÷g から求まります。計算すると、60ktで約9°、100ktで約15°、150ktで約22°です。速度が大きいほどバンク角が大きくなることが分かります。
出典:令和3年5月期 航空従事者学科試験 事業用操縦士(飛行機・回転翼) 航空工学(回転翼) 問6(国土交通省 公表)出典元ページ
最終更新日
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