潜熱に関する記述(a)~(d)のうち、正しいものはいくつあるか。(1)~(5)の中から選べ。…
航空気象 第3問
潜熱に関する記述(a)~(d)のうち、正しいものはいくつあるか。(1)~(5)の中から選べ。(a)潜熱とは、物質の温度は変えずに、物質が固体、液体、気体に変化するときのみに費やされる熱をいう。(b)物質は、固体から液体、液体から気体へ変化するとき、および固体から直接気体へ変化するときは熱を放出するが、この熱は潜熱である。(c)物質は、気体から液体、液体から固体へ変化するとき、および気体から直接固体へ変化するときは熱を吸収するが、この熱は潜熱である。(d)水蒸気を含んだ空気が上昇し飽和温度まで冷却されると水蒸気は凝結をはじめ、熱を大気から吸収する。この熱は潜熱であり大気を更に冷却する。
- (1)1
- (2)2
- (3)3
- (4)4
- (5)なし
正答 (1)
正答は (1)。正しいのは(a)の一つだけです。
(a)正しい。潜熱は、温度を変えずに、物質が固体・液体・気体の間で状態を変えるときだけに使われる(または出てくる)熱です。(b)誤り。固体→液体(融解)、液体→気体(蒸発)、固体→気体(昇華)の変化では、熱を「吸収」します。放出ではありません。(c)誤り。気体→液体(凝結)、液体→固体(凝固)、気体→固体(昇華)の変化では、熱を「放出」します。吸収ではありません。(d)誤り。水蒸気が凝結するときは、潜熱(凝結熱)を大気に「放出」し、大気を暖めます。熱を吸収して大気を冷やすのではありません。
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【覚え方】
エネルギーの高い状態へ(氷→水→水蒸気) 熱を吸収
エネルギーの低い状態へ(水蒸気→水→氷) 熱を放出
【気象との関係】
凝結で放出される潜熱は、上昇する空気を暖めて浮力を強めます。湿潤断熱減率が乾燥断熱減率より小さいのはこのためで、積乱雲や台風を発達させるエネルギー源にもなります。
出典:令和2年1月期 航空従事者学科試験 事業用操縦士(飛行機・回転翼) 航空気象 問3(国土交通省 公表)出典元ページ
最終更新日
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