火山灰の航空機への影響について(a)~(d)のうち、正しいものはいくつあるか。(1)~(5)の中から選べ。…

航空気象 第17問

火山灰の航空機への影響について(a)~(d)のうち、正しいものはいくつあるか。(1)~(5)の中から選べ。(a)火山灰を構成する物質がジェット・エンジンの高温部で融解し融着するので急激な推力低下とフレームアウトに至る。(b)火山灰粒子は数時間大気中を浮遊しており、ひとつひとつの粒子の形は不規則で堅いために、窓ガラスや機体に傷をつけエンジンにも損傷を与える。(c)航行速度計測用のピトー管が詰まり、速度の指示が不正確になる。(d)火山灰雲には高電位の静電気があり、航空機の無線通信(特に短波)などに影響を与える。

正答 (4)
正答は (4)。(a)〜(d)の四つとも正しい記述です。 (a)正しい。火山灰の主成分はガラス質で、ジェット・エンジンの燃焼室やタービンの高温部で融けて、タービン・ノズルやブレードなどに融着します。空気の流れが乱れて、急激な推力低下やフレームアウトにつながります。(b)正しい。火山灰の粒子は形が不規則で硬いので、窓ガラスに傷を付けて曇らせたり、機体の前縁や塗装を削ったり、エンジンの内部を傷めたりします。(c)正しい。速度を測るピトー管が火山灰で詰まり、速度の指示が不正確になることがあります。(d)正しい。火山灰雲の中には強い静電気があり、セントエルモの火が見えたり、無線通信(とくに短波)に障害が出たりします。
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【遭遇したときの対応】 火山灰雲は気象レーダーにほとんど映らず、目で見ても普通の雲と見分けにくいことがあります。入ってしまったら、推力をできるだけ絞ってエンジン内部の温度を下げ、来た方向へ旋回して速やかに離脱するのが基本とされます。事前に航空路火山灰情報(VAA)や SIGMET で、火山灰の広がりを確かめておきます。

出典:令和2年7月期 航空従事者学科試験 事業用操縦士(飛行機・回転翼) 航空気象 問17(国土交通省 公表)出典元ページ

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