セットリング・ウィズ・パワーに陥りやすい状況と現象の記述(a)~(d)のうち、正しいものはいくつあるか。(1)~(5)の…
航空工学(回転翼) 第13問
セットリング・ウィズ・パワーに陥りやすい状況と現象の記述(a)~(d)のうち、正しいものはいくつあるか。(1)~(5)の中から選べ。(a)対気速度ゼロ又はゼロ付近で300ft/min以上の降下率でパワーオンの降下をするとき(b)地面効果外のホバリングで正確な高度維持をせず降下したとき(c)低速かつ急角度の降下中、不用意に速度を減少させたとき(d)オートローテーション降下中、対気速度ゼロに近い速度で降下する状態になったとき
- (1)1
- (2)2
- (3)3
- (4)4
- (5)なし
正答 (3)
正答は (3)。正しいのは(a)(b)(c)の三つです。
セットリング・ウィズ・パワー(ボルテックス・リング状態)は、パワーをかけたまま前進速度がほとんどない状態で降下し、降下速度が吹き下ろしの誘導速度に近づくと、ロータの周りに渦の輪ができて起こります。
(a)正しい。対気速度ゼロ付近で、300ft/min以上の降下率でパワーオンの降下をすると陥りやすくなります。(b)正しい。地面効果外のホバリングで高度を正確に保たずに降下すると陥りやすくなります。(c)正しい。低速で急角度の降下中に不用意に速度を減らすと、降下率が大きいまま前進速度がなくなり、陥りやすくなります。(d)誤り。オートローテーションはパワーをかけていない状態で、ロータは下から吹き上げる空気で回っています。パワーをかけた降下で起こるセットリング・ウィズ・パワーの条件には当たりません。
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【起こりやすい3条件】
前進速度が転移揚力の速度より遅い
降下率がおよそ300ft/min以上
エンジンのパワーをかけている(およそ20〜100%)
回復は、サイクリックで前進速度を付けて渦から抜け出すのが基本です。コレクティブを上げると、かえって状態が悪くなります。
出典:令和2年9月期 航空従事者学科試験 事業用操縦士(飛行機・回転翼) 航空工学(回転翼) 問13(国土交通省 公表)出典元ページ
最終更新日
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