フェール・セーフ構造に関する記述で誤りはどれか。…
航空工学(回転翼) 第14問
フェール・セーフ構造に関する記述で誤りはどれか。
- (1)構造の一部分が破壊しても残りの構造が荷重を受け持ち、ただちには致命的な破壊には至らず一定の期間、全体としては安全であるように設計された構造である。
- (2)疲労荷重に対して十分余裕のある強度を持たせ、機体の寿命内、または規定の期間内に致命的な破壊や亀裂が発生しないように設計された構造である。
- (3)ロータ系統やトランスミッション系統、脚系統、及び点検できない部分などには、フェール・セーフ構造が適用されない。
- (4)具体的な例として、レダンダント構造方式やバックアップ構造方式などがある。
正答 (2)
正答は (2)。これが誤りです。
疲労荷重に対して十分余裕のある強度を持たせ、機体の寿命内や規定の期間内に致命的な破壊や亀裂が発生しないように設計する考え方は、セーフ・ライフ(安全寿命)構造です。フェール・セーフ構造の説明ではありません。
【ほかの選択肢】
(1) 構造の一部が破壊しても、残りの構造が荷重を受け持ち、ただちには致命的な破壊に至らず、一定の期間は全体として安全であるように設計された構造が、フェール・セーフ構造です 正しい
(3) ロータ系統やトランスミッション系統、脚系統、点検できない部分などは、荷重の通り道を複数にするのが難しく、フェール・セーフ構造が適用されません。これらはセーフ・ライフの考え方で、使用時間の限界を決めて管理します 正しい
解説の続きをみる続きを閉じる
(4) 具体例として、荷重の通り道を複数にするレダンダント構造方式や、予備の部材を持つバックアップ構造方式などがあります 正しい
【二つの考え方】
フェール・セーフ 壊れても残りで支える(点検で損傷を見つける)
セーフ・ライフ 寿命の間は壊れない強度を持たせる(使用時間で交換する)
出典:令和2年9月期 航空従事者学科試験 事業用操縦士(飛行機・回転翼) 航空工学(回転翼) 問14(国土交通省 公表)出典元ページ
最終更新日
この問題はほかの試験・回でも出ています
「航空工学(回転翼)」のほかの問題
- 令和元年5月期 第14問安定性に影響を及ぼすロータの動きに関する記述で誤りはどれか。
- 令和元年11月期 第19問VORについての記述で誤りはどれか。
- 令和3年3月期 第8問誘導抗力に関する記述で正しいものはどれか。
- 令和4年1月期 第15問テール・ロータの効力の喪失(LTE)に関する記述(a)~(d)のうち、正しいものはいくつ
- 令和5年1月期 第12問単発のヘリコプタにおける高度-速度包囲線図(H-V線図)に関する記述で誤りはどれか。
- 平成31年1月期 第13問セットリング・ウイズ・パワーに陥りやすい飛行状態の記述で正しいものはどれか。
スポンサーリンク

