地上共振に関する記述で誤りはどれか。…
航空工学(回転翼) 第14問
地上共振に関する記述で誤りはどれか。
- (1)地上におけるブレードのドラッギング運動と脚を含む機体全体の運動とが連成して起こる機械的な不安定振動である。
- (2)地上共振の防止にはロータのドラッグ・ダンパーが重要な役割を果たす。
- (3)ドラッギング運動の固有振動数と機体側の固有振動数を近づけることで防止できる。
- (4)シーソー・ロータでは地上共振は発生しない。
正答 (3)
正答は (3)。これが誤りです。
地上共振は、ブレードのドラッギング(リード・ラグ)運動の振動数と、脚を含む機体側の振動数が近いと、互いに強め合って起こる不安定な振動です。防ぐには、二つの固有振動数を「離す」ように設計し、ダンパーで減衰を与えます。「近づける」と、かえって共振が起こりやすくなります。
【ほかの選択肢】
(1) 地上で、ブレードのドラッギング運動と脚を含む機体全体の運動が連成して起こる、機械的な不安定振動です 正しい
(2) ロータのドラッグ・ダンパーは、ドラッギング運動を減衰させ、地上共振の防止に重要な役割を果たします 正しい
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(4) シーソー・ロータ(2枚ブレード)には、ドラッギングの関節がないので、地上共振は発生しないとされています 正しい
【起こったとき】
地上共振は数秒で激しくなることがあります。回転数が十分ならすぐに離陸して地面から離れる、回転数が低ければ直ちにスロットルを絞ってロータ・ブレーキなどで止める、という対処が一般的です。脚のタイヤの空気圧やオレオの状態も、共振の起こりやすさに関係します。
出典:令和3年3月期 航空従事者学科試験 事業用操縦士(飛行機・回転翼) 航空工学(回転翼) 問14(国土交通省 公表)出典元ページ
最終更新日
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