山岳波及び飛行障害に関する説明で誤りはどれか。…
航空気象 第15問
山岳波及び飛行障害に関する説明で誤りはどれか。
- (1)山岳波は山頂高度付近に逆転層などの安定層があり、山脈に平行に近い風向で風速が強いときに発生しやすい。
- (2)レンズ雲は高積雲や巻積雲が多い。ロール雲は積雲に似ていて、山の風下側山頂くらいの高度に現れ、雲中では回転性の激しい揺れがある。笠雲は気流が山腹に沿って滑昇するとき、冷却飽和してできる雲で、風下側では少し垂れ下がって消える。
- (3)山岳波が卓越するのは冬季であるが、大気中の水蒸気が少なく雲が形成されないこともある。山岳波が予想される場合は、ロール雲が見られなくともローター域の飛行はできるだけ避けるべきである。
- (4)乱気流は山の風下側の低高度で多いが、時には対流圏上部から成層圏の下部まで揺れることがある。
正答 (1)
正答は (1)。これが誤りです。
山岳波が発生しやすいのは、山頂付近の高さに逆転層などの安定層があり、山脈に「直角に近い」向きの強い風が吹くときです。山脈に平行な風では、空気が山を越えないので山岳波はできにくくなります。
【ほかの選択肢】
(2) レンズ雲は高積雲や巻積雲が多く、ロール雲は風下側の山頂くらいの高さに積雲のような姿で現れ、雲の中は回転性の激しい揺れがあります。笠雲は山腹を滑昇した空気が冷えて飽和してできる雲です 正しい
(3) 山岳波は冬季に卓越しますが、空気が乾いていると雲ができず、目印のロール雲が見えないことがあります。予想されるときはローター域をできるだけ避けます 正しい
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(4) 乱気流は風下側の低高度に多いものの、対流圏上部から成層圏下部まで揺れることがあります 正しい
【発生の三条件】
山脈に直角に近い強い風(目安は山頂の高さで25kt程度以上)
上空まで風向がほぼ一定で、高さとともに風が強まる
山頂付近に安定層がある
出典:令和4年3月期 航空従事者学科試験 事業用操縦士(飛行機・回転翼) 航空気象 問15(国土交通省 公表)出典元ページ
最終更新日
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