転移揚力について説明した文章の下線部(a)~(d)のうち、正しいものはいくつあるか。(1)~(5)の中から選べ。…

航空工学(回転翼) 第10問

転移揚力について説明した文章の下線部(a)~(d)のうち、正しいものはいくつあるか。(1)~(5)の中から選べ。ホバリングから増速していく過程で、ロータ・ディスクへの単位時間当たりの流入空気量が(a)増加し、(b)有害抗力が減少することによって得られる揚力増加のことである。転移揚力は、(c)対気速度ではなく対地速度により得られる。ホバリング中に風があっても転移揚力は(d)得られない。

正答 (1)
正答は (1)。正しいのは下線部(a)の一つだけです。 正しい文は、「ホバリングから増速していく過程で、ロータ・ディスクへの単位時間当たりの流入空気量が増加し、誘導速度が減少することによって得られる揚力増加のことである。転移揚力は、対気速度により得られるので、ホバリング中でも風があれば転移揚力を得られる」となります。 (a)正しい。前進すると新しい空気がロータ・ディスクに流れ込み、単位時間に通る空気量が増えます。(b)誤り。揚力が増えるのは、同じ推力を得るのに必要な誘導速度(吹き下ろし)が小さくなり、ロータの効率が上がるからです。有害抗力の減少によるものではありません(有害抗力は速度とともに増えます)。(c)誤り。転移揚力は、対地速度ではなく対気速度によって得られます。(d)誤り。対気速度で得られるので、地上に対して止まったホバリングでも、風があれば転移揚力が得られます。
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【転移揚力の目安】 対気速度がおよそ15〜25ktで効果が現れ、振動を伴ったあと急に効率よく浮き上がる感覚になります。進入で速度を落として転移揚力を失うと、パワーを足す必要があります。

出典:令和4年5月期 航空従事者学科試験 事業用操縦士(飛行機・回転翼) 航空工学(回転翼) 問10(国土交通省 公表)出典元ページ

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