転移揚力に関する記述で正しいものはどれか。…
航空工学(回転翼) 第10問
転移揚力に関する記述で正しいものはどれか。
- (1)転移揚力とは、前進速度の増加に伴うロータ回転面への空気流入量の増加により、誘導速度が減少することによって得られる揚力増加のことをいう。
- (2)地表面から十分に離れた高度でのホバリングから地表面近くのホバリングに移行するとき、より低い出力でホバリングできる効果のことをいう。
- (3)転移揚力は、飛行高度がロータの直径を超えるとその効果を失う。
- (4)転移揚力は、前進速度が60ktくらいで最大となりその後は効果が減少する。
正答 (1)
正答は (1)。前進するとロータ面に入る空気が増えて誘導速度が減り、同じ出力で揚力が増えるのが転移揚力です。
ホバリングから前進速度を増すと、ロータは自分が起こした吹き下ろしの外から新しい空気を受けられるようになり、効率が上がります。おおむね十数ktから20kt台の低速で現れる効果です。
【ほかの選択肢】
(2) 地面の近くで少ない出力でホバリングできるのは地面効果なので 誤り
(3) ロータ直径くらいの高さで効果がなくなるのも地面効果なので 誤り
(4) 転移揚力は低速で得られる効果で、60ktで最大になるものではないので 誤り
【見分け方】
転移揚力 前進速度で得る
地面効果 地面との近さで得る(高さがロータ直径を超えると消える)
出典:令和3年7月期 航空従事者学科試験 自家用操縦士(飛行機・回転翼) 航空工学(回転翼) 問10(国土交通省 公表)出典元ページ
最終更新日
この問題はほかの試験・回でも出ています
「航空工学(回転翼)」のほかの問題
- 令和2年7月期 第17問気圧高度計に関する記述で誤りはどれか。
- 令和3年11月期 第5問右図は安定性について、時間と振幅の関係を示したものである。正しいものはどれか。
- 令和4年11月期 第6問定常ドラッギングに関する記述について誤りはどれか。
- 平成31年3月期 第3問翼の発生する揚力と抗力に影響する要素の組み合わせで正しいものはどれか。
- 令和元年7月期 第4問ロータ・ハブ型式のうち、全関節型ハブが有するヒンジで誤りはどれか。
- 令和元年11月期 第10問オートローテーション着陸に関する記述で誤りはどれか。
スポンサーリンク

