高濃度氷晶による着氷(Ice Crystal Icing)に関する記述で誤りはどれか。…
航空気象 第17問
高濃度氷晶による着氷(Ice Crystal Icing)に関する記述で誤りはどれか。
- (1)飛行中の冷たい機体表面に強い着氷を起こす。
- (2)エンジンに流入すると一部がエンジン・コンプレッサーに付着し堆積する。
- (3)エンジン内で氷晶が急激に昇華することにより異常燃焼となり推力低下やフレームアウトに至る場合もある。
- (4)活発な積乱雲に伴う強い対流現象近傍の着氷域よりも高い高度において遭遇することがある。
正答 (1)
正答は (1)。これが誤りです。
高濃度氷晶による着氷(Ice Crystal Icing)は、過冷却水滴ではなく氷の粒(氷晶)による着氷です。氷晶は乾いた固体の粒なので、冷たい機体の表面に当たっても跳ね返り、翼などの冷たい表面にはほとんど着氷しません。問題になるのは、エンジンの中の比較的暖かい部分です。
【ほかの選択肢】
(2) エンジンに吸い込まれた氷晶は、暖かい部分で一部が融けて水になり、そこへ次の氷晶が付いて、コンプレッサーなどに付着・堆積します 正しい
(3) エンジン内の氷の挙動が燃焼を乱し、推力の低下(ロールバック)やフレームアウトに至る場合があるとされています 正しい
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(4) 活発な積乱雲などの強い対流の近くで、通常の着氷域よりも高い高度(気温のかなり低い所)で遭遇することがあります 正しい
【見分け方】
機体の表面に氷が付かず、気象レーダーにも強いエコーとして映りにくいので気づきにくいのが特徴です。強い対流の近くで、気温が低いのに雨が当たるような音がする、TATが0℃付近に張り付く、といった兆候が知られています。
出典:令和4年5月期 航空従事者学科試験 准定期運送用操縦士(飛行機) 航空気象 問17(国土交通省 公表)出典元ページ
最終更新日
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